気分が沈んだりイライラする時は首をマッサージする

ウツ抜けなどという言葉がバズっておりますが、うつ病を克服したつもりでいる僕も、たまに揺り戻しというか、漠然と「今日は落ち込み気味だ」「今日は否定的なことばかり考えているな」という日が定期的にやってくる。

本格的なうつ病ならば休職するなり退職するなり長期的に療養することもできる。でもこの定期的な気分の落ち込みはあくまで一時的なので、その度に仕事を休んでいたら職を失って餓死である。だから本調子じゃないにしても、日常生活のレールをいつも通り走り抜けないといけない。そういう意味で突発的な落ち込みは厄介だ。



うつ病は脳という臓器の病気

定期的で一時的な不調のせいで何度も仕事が詰みかけて、なんとかならぬのかと本を読んだりサイトを見たりして調べた。その結果、うつ病とは脳という「臓器の病気」で、具体的には脳に流れ込む血液少なくなっているのが原因という説明が一番しっくりきた。ここでいう血液とは、怪我をしたら出て来る赤いやつで、中国医学の概念である気血とか経脈とかでは全くない。

結局、脳も臓器であり、血液が運んでくる栄養や酸素が必要なのだ。そして何らかの原因で、脳に流れ込む血液が減ると機能が低下すると。葬式なんかで長時間正座して血が足りなくなると脚がしびれて立てなくなるのと同じだ。そして脳に届く血液が減る原因は「首の筋肉のコリ」であるという。

気分変調についての説明は、中国医学的に抽象的な概念や、スピリチュアルで水素水的な、信じる者は救われる説明が多い。でも、ウツは脳の栄養不足・酸素不足で、この原因は首の筋肉がこわばって血管を圧迫しているから、という説明はシンプルかつわかりやすい。



首と肩をほぐす

そんなわけで、僕が気分が落ち気味の日にやるのは肩と首のマッサージとストレッチ。脳という臓器は、首を介して全ての栄養と酸素をもらっている。なので首の筋肉がこわばって固くなると、脳に繋がっている血管を圧迫して栄養と酸素の供給が妨げられる。同時に神経も圧迫するので脳が出した信号が身体に伝わりにくくなって全身が重たく動かすのがツラくなる。ならば単純に首の筋肉をほぐしてやればいい。

僕は調子が悪い日は朝起きた瞬間にわかるので、ベッドから起きあがる前に、首や肩周りのストレッチをやることにしている。首のストレッチのメニューは、整体院のサイトなどにたくさん載っているので自分にあったのを選ぶといい。寝ながらできるものもある。

僕独自の首マッサージもある。これは今のところ他で見たことがないのでたぶん「むしょ恥オリジナル」!! ※自己責任でお願いします

まず、椅子に座って方杖をつく。普通、顎や耳のあたりに手を当てて、頭の重さを支えると思う。この手の位置を徐々に下げて「首に手を当てて方杖をつく」ようにする。そうすると、頭の重さがジンワリと手のひらにかかって、触れている首の部分が痛気持ちよくなってくる。最初はガチガチに凝っているので痛いと思うけど、徐々にほぐれてくると、この「首方杖マッサージ」は本当に気持ちがいい。痛気持ちよさに慣れてきたら、首の骨を覆っている深層筋を1つ1つを柔らかくするようなイメージで手のひらをグリグリ動かす。これは悶絶するレベルで気持ちがいい。慣れてくると脳にビンビン刺激がくるのを感じる。

「胸鎖乳突筋」をほぐすのが肝

このマッサージでほぐせるのは「胸鎖乳突筋」という首の側面で頭を支えている筋肉。画像検索すると分かる通り「これが凝り固まったら脳に血がいかなくなりそうだなー」という場所に陣取っている。

「首方杖マッサージ」で胸鎖乳突筋を自分でほぐせるようになってから、定期的な気分変調に手軽に対処できるようになってきた。椅子と机があればどこでもできるうえに、手軽で即効性があるのもいい。

「セロトニンが出ないせい」とか「気血のめぐりが悪いため」とか自分じゃどうすることもできない説明が多い中で、「首の筋肉をほぐして酸素と栄養が流れるようにする」というのは圧倒的にわかりやすく自分でできるのでお金もかからない。「あ、今日は調子が悪いな」という朝は、3分くらい首をグリグリしてから一日をスタートしてみてはいかがでしょうか。