発達障害で仕事詰んだら手に職つけて多民族国家へ移住するとラクかも

日本人社会では考え方や行動の個性が強いと「普通」の波に乗って生活できず「社会の常識」に潰される。これを「大衆圧力」と呼びたい。英語だとpopular pressureとか言うけど正確に同じ概念かは謎。適当ですまぬ。

発達障害を抱えていると大衆圧力に負けやすい。僕もがっつり負けたね。義務教育のうちからクラスに溶け込めずイジメの対象になるなど問題が顕在化する人もいる。幸い、僕は不登校になることは無かったし、ひどいイジメにあった記憶もない。人生を通じて変人カテゴリでかなり浮いている自覚はあるけど。。。

発達障害の特性である「過集中」を勉強に使える人は、そこまでガリ勉しなくてもテストをそれなりに突破できる。なんだかんだ言って学校という社会は成績という絶対的な価値観で動いている。なので勉強さえ落ちこぼれなければ人格がちょっと風変わりでもなんとかなる場合もある。

発達障害は仕事でコケる

そう、僕が社会から落ちこぼれたのは新卒で就職してからだ。学校では、授業に集中できなくても、ノート取れなくても、教室にいるのがつらくて授業サボっても、試験前に教科書を丸暗記すればなんとかなった。これが仕事となると全く成り立たない。

上司やお客さんに複数の指示を受けると最後しか覚えられない。話を聞きながらメモを取れない。マルチタスクが出来ないから作業中に受けた指示が頭に残らない。過集中を駆使して重めの作業を終わらせるとしばらくボーっとしてしまう。ボーっとなっている時に急ぎの作業をすると同じミスを繰り返す。繁忙期で忙しい同僚・先輩に気が回らず、自分の仕事が終わったらさっさと帰ってしまう。雑音から必要な声を拾えず飲み会で会話ができない。それに加え空気も読めないから上司にビール注ぐタイミングもわからない。

もう挙げたらキリがない。

こうした社会人なら当然身につけているべき「常識」を僕は何も持たぬまま大人になってしまったのだ。学校では「俺は変人だけどやればできる子」とか思ってたけど、働き出した途端に無能な落ちこぼれになってしまった。「自分の無能を発達障害のせいにするな」と言われることもあるし、病院で診断を受けたわけじゃないからその通りかもしれない。でも、ADHDの特徴をネットで見つけた時、全項目自分に当てはまっていた衝撃は一生忘れられない。

その後5年間で不安神経症→過敏性腸症→不眠症→うつ病と順調にコマを進め、僕は日本社会から脱落した。

大衆圧力が少ない多民族国家へ移住

退職後は株とFXでアベノミクスの波に乗り、そのお金で東南アジアや北米で1年くらい酒のんでフラフラしていた。そのうちに、うつ病はどんどん回復した。旅行の外国人は「よそ者」なので常識が通じなくて当然だ。だからみんな全部言葉で説明してくれるし、それをメモに取れなんて言わない。外国人でいる限り、大衆圧力は限りなく低くなる。これがとても心地よかった。

1年もフラフラしているとあんなに辛かったのに意外にもまた社会とのつながりが欲しくなった。そしてご縁があったシンガポールで就活して無事に正社員に返り咲き今に至る。

もはや6年前、僕はウツで日本の会社を辞めて世界を放浪していた。そしたらシンガポール人のホステルオーナーと仲良くなって、ビジネスに誘ってもらっ...

シンガポールは中華・マレー・インド系民族から成る多民族国家だ。それに加え居住者の約4割が外国人。これだけ多様な人口構成では「大衆」と言っても民族や宗教によって共有する「常識」は全然違ってくる。そのため大衆圧力がとても少なくて居心地がいい。僕は在住5年目なのでシンガポールで働いている期間の方が日本より長くなろうとしている。 僕が変人なのは相変わらずだけど、もっと変な人がたくさんいるので極端に目立つことがないって感じかな。

もちろん「発達障害でもシンガポールで働ける」なんて断言することはできない。でも実際、日本で上手くいかずにシンガポールに流れ着いた日本人は結構いると感じる。 まぁこれも僕の感覚でしかないけれど。なので日本の「みんなやってる常識だからお前もやれ」という大衆圧力に潰れているなら、海外で働いてみるというのは今後の努力の方向性としてアリだと思う。そしてその際は、大衆圧力が少なそうな多民族社会であることが国選びのポイントだと思う。

手に職と英語が必須

勝手知ったる日本ですら上手くいってないのに、海外就職など不可能に感じると思う。でも、日本で普通に就活した僕からすると、非人道的でパワハラまがいの日本の就活の方がずっとキツい。精神的にも肉体的にも。もちろん、海外で職を得て合法的に移住するのも簡単ではない。具体的には次の2つの能力が必要だと思う。

1つ目は「僕はこれが出来る人です!」と売り込むための「手に職」。どこの国に移住するにしても就労ビザが必要になる。このビザ取得を支援してまで自分を雇いたいと、面接という名のプレゼンで会社を説得しないといけない。

さらに、一度手に職をつけて外国で仕事を得てもその後ずっと腕を磨き続けないといけない。ほとんどの国は雇用が流動的で、日本の正社員ほど守られていない。そのため面接を突破しても仕事が出来なければ簡単にクビになる。さらに、同じクオリティの仕事を自分より安くやる人材がいてもクビになる。いわば世界の労働市場で勝ち抜かなければならない。そこは日本よりも厳しい。ただ、それを加味しても自分の専門性と関係ないところで潰される日本よりはずっとマシだと思う。そういう意味で、業務そのものは好きで得意なのに、日本の大衆圧力に耐えられないというタイプは、海外移住で人生がラクになると思う。

2つ目は英語。英語圏の国でなかったとしても、日本人を雇うような国際企業は社内で英語を話す。また、大衆圧力が少ない多民族国家の場合、日常生活でも英語が通じることが多い。だからとりあえず現地で内定を取って生活していくためには、現地語よりもまず英語が必須。

これに関して21世紀は本当に良い時代だ。月数千円で自宅で毎日英語を学ぶ事ができる。Skype英会話で英語の就職面接を突破するレベルになる方法については過去に別のブログで書いた記事があるのでご参照ください。

本日は酔っ払いのおっさん目線でお送りします。またJessicaさんに怒られたらこの記事は消える運命にあります(> <)ぜひ今のうちに読んでくださいっ!前回の僕の記事で、シンガポールで就活するためには英語が必須と書きました。今日は

なお、一部の日系企業ではたまに英語力不問の求人が出てたりする。甘い誘惑ではあるけど、大衆圧力から逃れるための海外移住なのに、日系企業に転職では本末転倒。日本人駐在員にこき使われるハメになる。日系企業はダメ、ゼッタイ!

まとめ

仕事そのものは好きで得意なのに、日本の大衆圧力で潰れている人は、多民族国家に移住すると人生がラクになるかもしれない。そのために必要なのは「手に職」と「英語」。