シンガポール在住日本人で最底辺の僕が結婚願望を持ったらブチ当たる壁

ようやく金曜日だぜ。

今週はお年頃女子2人とそれぞれ飯を食べに行ったんだけど、ご両人とも「結婚どうしよう」的なお悩みをもっていた。

彼女らはまだまだ20代。だから焦るには早すぎると思うけど、海外で暮らしている以上、日本よりも複雑な事情があるっぽい。

残念ながら僕はおっさんなので麗しき女子の焦りはよくわからない。そこで今日はシンガポール現地採用日本人の最底辺に君臨する僕が、仮に結婚願望を持ったらどの様なハードルにぶち当たるのか書く。

あくまで最底辺の僕の事情。アッタス駐在員様や高給取りのお抱え外国人様には当てはまらない話だ。どうぞバンバン繁殖していただいて、少子化に揺れるこの国に貢献してください。

同居しても生活はラクにならない

全作読破を目指している橘玲氏は、著書で事あるごとに結婚の経済的メリットを説いている。要は夫婦で共働きして世帯収入を2倍にし、同居することで生活費を半分にせよということだ。

ところがシンガポール最底辺の僕はこのメリットを享受できない。

僕は今、シンガポール都市部(Cityと呼ばれる)のシェアハウスに住んでいる。独房みたいなクソ狭い部屋と、共同のシャワー、光熱費ネット込みでお家賃5万円だ。

地下鉄駅まで徒歩1分、ショッピングモール徒歩3分、電車を使えば15分で都心(CBDと呼ばれる)に出られる。狭くてボロくてとても良い住処とは言えないけど、住宅難のシンガポールにおいて、この立地でお家賃5万円は破格と言える。

ここで僕が同じ経済レベルの女性と結婚したとする。住宅費の予算は2人合わせて10万円。

日本で月10万円出せば都内のマンションに住める。でも残念ながら10万円ぽっちじゃシンガポールに愛の巣は確保できない。都市部に2人で住めるアパートを借りるには、まぁ20万円くらいは見ておく必要がある。

なんと結婚したことで住宅費が2倍になってしまった!

しかも、シンガポールの賃貸物件は大家が料理禁止にしているところが多い。これは油やカビなんかでキッチンが汚れて、アパートの資産価値が下がるからだ。これは建物の施工技術がショボいのと、清掃業者がプロじゃないことに起因する。さすがクソだね。

その為、今はコソッとやってる自炊ができなくなってしまうかもしれない。すると食費も今よりかかるだろう。なんてこった!

子供が出来たら詰む

結婚したら子供を授かるかもしれない。そしたら悲しいことに僕は破産した上、幼子を抱えたままシンガポールを追い出される。

一応これでも米系企業の正社員なので、育休的な制度を利用することはできるだろう。でも共働き前提の家計だから、奥さんと交代で育休を使ったあとは保育施設を利用せざるを得ない。シンガポールで専業主婦は特権階級だ。

この先は、奥さんがシンガポール女子かどうかで変わってくる。外国籍の子供は保育園の月謝が高くなるのだ。

まぁ…言葉に出してはいけない深い事情により、シンガポール人じゃない女性と子供をもうけたとしよう。うん、そうしようね(=^ェ^=) すると乳幼児保育の月謝はなんと15万円!!政府が運営する公立保育園でも15万円!!

15万円ですよ奥さん!どうしよう!

そもそも、外国人夫婦に産まれた子供には居住ビザが下りない可能性がある。僕はSPassという種類の就労ビザでシンガポールに住んでいる。SPassも給料が高くなると家族のビザを申請できるものの、僕の薄給ではとてもそのカテゴリには達しない。奥さんは同じ経済レベルの外国人と仮定しているので、ビザに関して頼ることはできない。

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というわけで、2倍になった家賃、増える生活費に加え、毎月15万円の保育園代にトドメを刺され、僕は幼子を抱えてシンガポールを叩き出されることになる。つらい!

シンガポールは独身天国

こんな状況なので、シンガポール人の未婚率は高い。

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晩婚化社会で結婚適齢期にあたる30-34歳の未婚率は、男性が37.5%、女性が25.5%。ざっくり3人に1人は未婚ということになる。さらに15歳以上で生涯未婚+未亡人+バツ付きを合わせると、40%超えの人たちがシングルという結果。

この政府統計はちょっとズルくて、シンガポール国籍をもってない永住権者を計算に含めているんだよね。シンガポール人と結婚を期に永住権を取得する人が多いので、純粋な国籍保持者の未婚率はこれより高くなると考えられる。

そんなわけで独身仲間がたくさんいるので、1人やもめは肩身が狭いとか、遊ぶ友達がいなくなるとか、そういうことがない。

素晴らしい!

ところが国にとって非婚化は大きな問題だ。業を煮やしたシンガポール政府は、街コンならぬ「国コン」を開催したり、精子と卵子のイラストで地下鉄をデコったり、少子化対策に躍起だ。

これに関しては、独身者は35歳まで公団住宅HDBを買えなかったり、子供がいないと良い部屋をあてがわれないなど、罰則的な施策をとるところが実にシンガポールらしい。

まぁそんなお上の圧力も、外国人である僕には関係ない。

今日もお気楽お一人様だ。ビールが美味いぜ(=^・・^=)♬