禁断の果実「糖質」に手を出して体調不良になった話

発達障害の人生は体調不良との戦いと言われる。先週はずっとモッサリと身体が重かった。

まず眠りの質が悪くて夜中に何度も目が覚める。だから朝は脳に異物感があり尋常じゃなくダルい。はいつくばって出社するも集中力がなくて仕事が手につかない。あげく多動が酷くて秘技「エクストリーム貧乏揺すり」で社内のヒンシュクをかった。

起きているんだか寝ているんだかわからないような、半覚醒状態でドロドロと過ぎていく日々。ゾンビに意識があるなら、きっとこんな感じなんじゃないのか。

全ての元凶はアレだ。

8月に風邪をひいて弱った際に、ついつい糖質に手をだしてしまったのだ。食べたのは米の平麺に五目あんをぶっかけた「フォーファン(河粉)」。

これが美味いんだよ。しかも長ネギと鰹節を加え、さらに冷凍むきエビでがっつりエビ増しすると、鍋焼きうどん風の味になる。

郷愁は最高の調味料だ。

シンガポール在住日本人の半数以上は駐在員様と、そのご家族様と言われている。まぁそんなアッタスな人たちは風邪をひいても家族が面倒みてくれるだろうし、こじらせれば日本に帰国して医療をうけることもできる。ところが現地採用で単身果敢にシンガポールに

これを期に、糖質制限はなし崩しにいい加減になり、いままで地味に我慢してきた「アレを食べたいコレを食べたい欲」が一気に超新星爆発。毎晩どこの何を食おうか楽しみに定時退社していた。

糖質制限はADHDの症状緩和に効いていた

糖質の影響は遅延性というか、実際に不調を感じるまで数日かかる。だから不調と糖質の因果関係が見えにくい。

同じように、糖質制限の効果も数日後からいい感じになってくる。でもその時には数日前の不調は記憶の片隅に追いやられ「糖質を食べても元気でいられる」錯覚を持ちやすい。実際、糖質制限で元気な時に食べる糖質は至福だ。

健康は失って初めてありがたみがわかるというけど、本当だね。

糖質を食べはじめて2週間もすると、元気だった時期が信じられないくらいの体調に戻ってしまう。異常に疲れやすいし覇気もない。このゾンビ状態から再び抜け出すべく、僕は決意を新たに糖質制限を再開した。

それから3日経った昨日の朝は久しぶりにシャッキリ起きられた。今朝もそう。

僕の場合、ADHD的な体調不良、睡眠の質に、糖質制限は確実に効いている。これをモチベーションに糖質制限を続けたい。

禁断の果実とは小麦?!

「サピエンス全史」っていう人文系の読み物があるんだけど、糖質に関して興味深いことが書いてあった。あ、この本は超面白いけど超長いから読破には覚悟が必要だよ(=^・・^=)

狩猟採集から農耕に移行することで、人類の生活が安定したと思っていた。

でも実はそうじゃないという。

人類はただの一度小麦の味を知ってしまったがために、それ以降より大きな人口を維持するため、より広い畑で、より長い時間働いて、より多くの作物を育て、より強い武器で領土を守り、飢饉があると隣の土地を略奪する「運命」に叩き落された。

すでに人口が増えて小麦なしに部族を維持できない。だからもう狩猟採集生活に後戻りすることはできないのだ。

まさに楽園を追放されたみたいじゃないか。糖質こそが禁断の果実だったのだ。

糖質は美味い。だから我慢するメンタリティで糖質制限に取り組むことになる。これはツラい。そこで糖質は「悪」「不浄」と意識を塗り替えて、宗教的に忌み嫌っていく方向で頑張りたい(=^・・^=)