何フェチ?電線フェチ!バンコクの鳥の巣電線が美しい

小学校の修学旅行。夜のお楽しみタイム。先生の目を盗んでの男子トークだ。

高校生ぐらいになると女子がこっそり遊びに来たりして、リアルで盛り上がったりする。だけど小学生と言うのはまだまだガキなので、純粋に男子だけでのヒソヒソ話となる。

すると話題は、怪談からの、クラスの女子の人気投票だ。

とは言え結果は分かり切っていて、クラスのモテすじ女子は普段から明らかだ。よって単なる確認作業になり、この確認によって男子間の結束を高めるような別の効果がある。秘密を共有しているような高揚感が生まれるのだと思う。

ところが僕は空気が読めず、意を決して本当に気になっている女子の名前を口にしてしまった。

静まり返る男子部屋。冷やかしの嵐。こういう時に注意しに来ないから教師ってやつは無能だ。

正直、カワイイと自認している面倒くさいモテすじ女子たちの何が良いのか、いまいちピンとこなかった。

この出来事は、僕の美的感性が大衆からズレていることを意識するキッカケとなった。

魅惑のバンコク「鳥の巣電線」

東京はオリンピックを控えて、電柱地中化の話題が活発になっている。今後、世界的に電線のような社会インフラは地下に埋められていく流れなのだろう。映画マトリックスでも、地底都市ザイオンの環境維持装置は最下層に作られていたしね。

ところが先週遊びに行ったバンコクでは、そんな世界の潮流など眼中にないといった感じで、まさにサバーイに我が道を突き進んでいた。


※©️YuukiJessica

もはや電柱が見えないほどもっさりと電線で覆い尽くされ、何も知らない人からすれば目を見張るような状況になっている。ぱっと見、大きなカラスが巣を使ったようにも見える。

美しい。

都市部ではほぼ完全に電線が地中化されているシンガポールから来ると、なおさら美しさが際立つ。バンコクの街をカメラ片手に6日間散歩したんだけど「鳥の巣電線」は僕の撮影テーマの1つになった。

何気ない住宅地でも、その国によって大きな個性がある。そんな特徴を作っているのはバンコクの場合は鳥の巣のような電線だ。

変圧器と思われるデカい箱もメカっぽくてそそられる。やっぱ美しさにボリューム感は大切だと思うね。

メンテナンスする人はさぞ大変だろう

そんなわけで僕は夕暮れに映える電線のシルエットや、真夏の青空に電線が写り込むのを美しいと思っちゃうタイプだ。

電柱さいこー!電線地中化の弊害電線が地中化されているシンガポール日本では東京オリンピックを前に、電線の地中化を含む都市再開発が話題です。ここシンガポールでは、国が小さいのと建国の父の慧眼に恵まれて、都市計画の段階から国土のほぼ全てで電線が地

でもまぁ、だからといって僕は東京の電柱地中化に反対するわけではない。

それはメンテナンスの問題があるからだ。

日本の電柱はまだしも、鳥の巣みたいなバンコクの電柱に連れていかれ、さぁこれを直してくれたまえなどと言われたら絶望しかない。僕はその場で辞表提出する自信がある。

※出展 世界経済のネタ帳 より

さらに世界の新興国は、日本と同様急速に高齢化している。

実はタイと日本の出生率はもはやほとんど差がないレベルまで縮まっている。しかも最近の政治努力で若干持ち直している日本に対し、タイの出生率というのはさらに下がり続けている。

このままでは高所で作業できる技術者の数が減っていくことが容易に予想できる。専門的な電気の知識が求められるだけではなく、重機に乗って高所作業するとなれば、できる人は限られる。

よってこれからは簡素化した送電網を、地に足つけて作業できるようなメンテナンス環境が求められる。

電線フェチな僕からすれば、このような景色が世界中から次々に消えていくのは寂しい気もする。でもやはり持続可能な社会を作っていくためには電線の地中化は避けられない道だろう。

コメント

  1. […] 脳みその中にタイの電線がめぐっちゃってる感じ。詳しくは電線フェチこと、いくさんのプログでどうぞ。 http://shishimong.com/2017/10/23/post-1594/ […]