発達障害は有利な遺伝子だから古代より生き残ってきた

発達障害は遺伝による生まれつきなので、親の教育や育った環境の問題ではない。

そんな風によく言われる。

うつ病になって自分が発達障害なんじゃないかと思い至り、いろいろ調べる過程でこれを読んだ。それまで実家がおかしいから僕はこんな性格になっちゃったと決めつけていたフシがあり、遺伝子絡みときいて正直驚いた。

でもちょっと待って。遺伝子絡みということは、

  • 縄文時代にも発達障害が存在した
  • 数千年に渡り発達障害がちゃんと子孫を残してきた

っていうことになる。それってもはや障害じゃないんじゃ。。。

それで思い出したのが、高校の生物で習った「鎌状赤血球症」という病気。

普通は白玉みたいな形をしている赤血球が、この鎌状赤血球症の原因となる遺伝子を持っていると、鎌のように細長くなっちゃう。それで酸素を運ぶ能力が損なわれ、重症だと大人になる前に死んでしまうという恐ろしい遺伝病だ。

でも軽症であればほとんど健常者と同じ生活ができる。しかし、たとえ軽傷でも原因の遺伝子を持っていることに変わりなく、もし軽傷者同士が結婚した場合は単純計算で25%の子供は重症になり、大人になる前に死んでしまう。

両親のどちらか一方から原因遺伝子を受け継ぐと、半分くらいの赤血球が鎌形の軽傷。運悪く両親からダブルで原因遺伝子を受け継いじゃうと、ほぼ全部が鎌形になって重症。

そういうことらしい。

でもさ、とりあえず重症の人は子孫を残せないにせよ、子供が死んじゃうかもとなれば軽症の人でも結婚相手として嫌われそうだ。するとこの遺伝病持ちは子孫を残せず、早々に淘汰されるだろう。

ところが実際は現在でも多くの人がこの原因遺伝子を継承しており、2015年に世界で11万人も亡くなっている。鎌形赤血球の遺伝子は確実に後世に伝えられているじゃないか。

これにはマラリアが関係している。

蚊が媒介したマラリア原虫は、人間の赤血球で増殖する。ところが赤血球が鎌形だと上手く増殖できないらしく、それで鎌状赤血球症の人はマラリアが流行するたびに優位に生き残り、脈々と遺伝子を残して来たわけだ。

いまいる環境が個性を障害にしている

そんなわけで、マラリアが定期的に流行るアフリカ、中東、インドなんかでは、鎌状赤血球症の遺伝子を持っている人が多い。一方、日本みたいなマラリアを撲滅した地域でこの遺伝子を持っている人はほとんどいないという。

必要ないから淘汰されちゃったんだね。

こんな風に、不利な遺伝子を持っていたとしても、ところ変われば逆に強みに働くことがある。

あくまで「今いる場所では不利」ってだけだ。

じゃあ発達障害が強みになるのはどこなのか!って話になる。

楽園ではないけど、とりあえず多民族・多文化・多宗教が共存している国は、日本より確実に生きるのがラクだ。

そこで外国人なら尚更ラク。僕はそう確信している。

発達障害で仕事詰んだら手に職つけて多民族国家へ移住するとラクかも
日本人社会では考え方や行動の個性が強いと「普通」の波に乗って生活できず「社会の常識」に潰される。これを「大衆圧力」と呼びたい。英語だとpop...

好きなことを仕事にできると強いかも

でもたぶん、発達障害を強みにするには、どこに住んでいるかより何をしているかのほうが重要だと感じてる。

例えば学校や職場に馴染めず損ばかりして来た僕の人生も、こうしてネタにすればブログになる。そこに広告を貼れば、まさに今までの苦労をおカネに変えることが可能だ。

ししもんブログの運営も10ヶ月目になって、記事を書くのにもだいぶ慣れてきた。

でも冷静に考えると毎日2000字以上文章を書くとか、正気の沙汰ではない。だって原稿用紙5枚だぜ。今まで反省文ってヤツをたくさん書かされて来たけど、たいてい5行くらいで筆が詰まるもんだ。我ながら毎日毎日よく書くことがあると思う。

他人と比較するのもアレだけど、励みにしようと同じ時期にブログを開設した人達をTwitterでフォローしている。ところが半数以上の人達はブログはおろかTwitterも更新しなくなっちゃって、最近は僕より後から始めた人までも脱落し始めた。

それでも僕は楽しく続けている。まぁそれなりに書くのが好きなんだろうね。

一般的に発達障害は仕事で困る人が多い。チームワークやマルチタスクみたいな、ピンポイントで苦手な能力を求められるからだ。

逆に、興味を持ったらのめり込む集中力、うじうじ考えずに突き進む衝動、目的のためなら周りの目を気にしない能力は、活かしようによっては有利に働く可能性も秘めている。

その証拠に、発達障害を誘発する遺伝子は、太古の昔から脈々と人類に受け継がれてきた。

国や人種を問わず、発達障害気味の人は一定数存在している。これはつまりどのような社会でも、そういう人たちが代々食いっぱぐれず、なおかつパートナーを獲得する程に人から好かれてきた結果だ。

なので僕はこれからも発達障害の情報発信しつつ、自信を持って生きていこうと思う。ご先祖様に感謝。