朝のBCAAと夜の納豆でトリプトファンをハックして睡眠障害を克服しつつある話

産まれてからずっと不眠症と戦ってきた。

母曰く、乳児の頃からとにかく寝ない赤ん坊だったらしい。幼稚園や小学校のころも外が明るくなるまで寝付けなかったり。だから社会人になってストレスがかかると、真っ先に不眠症が悪化して、殆ど寝られなくなりうつ病まで急転直下。

それで精神科に通院して睡眠薬に頼るようになってからも、とにかく薬に慣れるのが早い。最初のうちはよく眠れるものの、数ヶ月ごとに睡眠薬の量を増やさないと効かなってくる。

睡眠に関する脳の回路が先天的にぶっ壊れてるとしか思えない。

これじゃマズいと思い、快眠法の本を読み漁った時期もある。ところが結局僕に合う方法に出会うことは無かった。

というのも、万人に共通の快眠法って無いのだ。

例えば、身体が冷えて眠れない人と、僕のように火照るタイプは、絶対アプローチが違うハズ。僕が寝る3時間前に半身浴などしようものなら、夜中まで背中や脚がギラギラ熱くて寝られなくなる。

本にして出版する以上、多数派の体質に合った方法が紹介されがち。

それで1年前に精神安定剤デパスが手に入らなくなったのを期に、独自の快眠法を発明することにした。今日はその集大成をご報告する。

寝付きが悪いのと深夜に目が覚めてしまうので、日常生活に必要な睡眠時間を確保するのに今でもデパスという精神安定剤に頼っている。一時は不眠症が悪...

セロトニンという諸刃の剣

人間の脳は様々な神経伝達物質で制御されている。有名どころでは闘争物質と言われるアドレナリン、脳内麻薬と呼ばれるドーパミンなどなど。

不眠症やうつ病みたいなメンタルの不調でよく名前を聞く神経伝達物質が「メラトニン」だ。

メラトニンはダウナー系らしく、これが正常に分泌されなくなるとリラックスできず不眠や不安に苛まれ、心を病んでいくらしい。僕が日本で服用していた抗うつ薬も、このメラトニンを脳内に増やす作用があった。

効かなかったケド(=^・・^;=)

そんなわけで夜リラックスするのにメラトニンは大切なんだけど、これが活動すべき昼間に出ちゃうとボンヤリして頭が働かなくなってしまう。こんなボンヤリ・グッタリな感じを「中枢性疲労」というらしい。

セロトニンは諸刃の剣だ。

ということは、夜はセロトニンをドバドバ出して快眠を得て、朝になったら綺麗さっぱり消し去れば、いい感じに睡眠を制御できないだろうか。

トリプトファンをコントロールする

そんなことをモヤモヤ考えていた時期に出会ったのがBCAAというサプリ。

元々は今をときめく筋トレ伝道師Testosterone氏の著書で、運動による筋肉の分解を防ぐサプリとして紹介されていた。

でもその後調べると、BCAAにはセロトニンの分泌を抑える効果があるという。セロトニンを作る材料、トリプトファンというアミノ酸を邪魔して、結果的にセロトニンが減るらしい。

さらに、BCAAにはブレインフォグと呼ばれる頭の異物感、ボワンボワンな不快感も改善するという。これはブレインフォグの原因となるアンモニアの分解を促進するからだそうだ。

マイナスイオン、コラーゲン、水素水。 かくもこの世にはあやしい商品が多すぎる。 上手に生きるには、その都度自分で調べて考えて、こ...

というわけで朝イチでBCAAサプリを飲むと、確かにシャッキリする。

もう1ヶ月以上毎日続けているけど、プラセボではない。テニス前に飲むと確実に試合の成績が良くなるし、夜飲むと一撃で眠れなくなる。これはBCAAがトリプトファンを邪魔してセロトニンが作られなかった結果と思われる。

一方で夜は、大豆食品を食べる。

具体的には納豆もしくは豆腐。冷蔵庫から取り出して醤油をかけるだけで美味しく頂けるのが良い。大豆にはメラトニンの材料となるトリプトファンがたくさん含まれているらしい。だから最近の晩飯は納豆か冷奴だ。

確かに食後2時間くらいでじんわり眠くなってくる。デパスを飲んでいた時はすっかり忘れていた感覚だ。

快眠法は人それぞれ

そんなわけで最近はトリプトファンの量を朝のBCAAサプリと、夜の大豆食品でコントロールして、質の良い眠りを実現している。

別にもう気のせい・プラセボ効果でも構わない。

今までの人生で一番寝られているのだから。

快眠法は人それぞれ。だから僕の方法が読者の皆さんに効くかはわからない。でも、僕と同じように身体が火照って寝付けないタイプは試してみる価値があるかと思う。

なおBCAAは飲むのが簡単なのでカプセルタイプがお勧め。シンガポールで日系スーパー以外で納豆が手に入るのは、MRT赤線Bishan駅直結のJunction8地下1階のフェアプラです。