「人付き合いエネルギー」の酒ブーストとリスク

断酒して二週間くらいずっと快調で、今までにないほど活動的に過ごしていた。だけどさすがに調子に乗りすぎたっぽく、昨日久しぶりに「人付き合いエネルギー」が枯渇してしまった。

毎週恒例のテニス、最近混ぜてもらっているスケボーと、2つのグループに3日連続で参加させてもらったら、ブレーカーが落ちたときのように突然身体が動かなくなってしまった。

昔は「クソ疲れた」とか漠然とした感覚だったんだけど、ウツになって認知行動療法を知ってから「不調を客観的に捉えて具体的な対処法に落とし込む」のを習慣にしている。

客観的に不調を認知できると、その状態を言葉で表現できるので、同じような症状に困ってる人をネットでたくさん見つけて「なんだありきたりなんじゃん」と安心できるのもよい。

今日はそういう「ありきたりな不調」を共有できればいいな。

全てをネガティブにとらえてしまう

この状態で人に接すると、何を言われても否定的にとらえてしまう。とくに僕は複数人とのグループトークがもともと苦手で、頭をフル回転させないと各人の発言を分離して会話に組み立てられない。

だから脳が疲れているとこの「発言分離機能」がうまく働かず、意味もなく難癖つけられているような、全員から理不尽なことを言われているようにとらえてしまう。後で冷静に思い返すと相手はそんな意図はまったくなくて、完全に僕の問題なのにね。

そうなんだけど、人付き合いエネルギが枯渇している時は自動的に周りのみんなを「敵」として認知してしまうから困ったもんだ。

キレやすくなる

そんなわけで「人付き合いエネルギー」が足りないなと思ったら、完全に枯渇する前にグループから外れて独りになるようにしている。そうじゃないと疲労がだんだん怒りに変化してキレやすくなる。

昨年にこれで大きな失態をやらかして、大切な人間関係を壊してしまった。一度失った信頼はなかなか回復できるものではない。だから同じ失態を避けるために次のことを実践している。

  • 人付き合いエネルギーの残量を意識する
  • 残量が少ない時は人と合わない
  • 残量が枯渇しそうな時はすぐにグループを離れる
  • 人付き合いエネルギーを回復する時間を作る

アルコールでブーストするとタンクが小さくなる

今までは酔っ払ってブーストするテクニックも使っていた。アルコールを適量入れてから人に会うと、エネルギーが足りないときでもキレずに「それなりに」振る舞える。今思えば海外を放浪して道端でいろんな人に話しかけられたのも、アルコールで人付き合いエネルギーをブーストしていたからかもしれない。

ところがアルコールにはエネルギータンクの容量をどんどん小さくする副作用があるようだ。休んで溜まるエネルギーが少なくなるので、徐々に酒がないと人付き合いできなくなってゆく。依存だ。

今回の断酒を期に、酒ブーストで無理して人に会うのは止めて、きちんとエネルギーを回復して余裕を持つことにしよう。

「人付き合いエネルギー」 はひたすら寝て貯める

僕の場合は独りでひきこもって寝まくると「人付き合いエネルギー」 が回復する。簡単なことだ。こんな考えのもと、昨夜はスケボーのグループに参加してたんだけど、途中でエネルギーが枯渇したのでコソコソと帰宅してひたすら寝た。

いまはこんな感じだけど、酒に頼るのを止めたことで長年の飲酒で縮んだエネルギータンクが徐々に大きくなってくれば良いな。