糖質制限。
即効性のあるダイエットに成功する人がいる一方、炭水化物を全く食べずに突然死した例もある。
あと糖質制限と並行して語られることが多いグルテンフリー。小麦粉に含まれるグルテンが、体に悪いと言う考え方だ。
いわく、グルテンを摂取すると、腸の壁から消化途中の食物がにじみ出て、内臓の中でアレルギー反応が起こるのだと言う。ところがこのリーキーガットには、医学的根拠が全くない。
こんな感じで、調べてみると糖質制限やグルテンフリーには科学的な正当性がほとんどない。だけど、僕が実際に糖質制限とグルテンフリーに取り込むと、劇的にADHD的な衝動と多動が落ち着くことがわかった。明らかに効いてる感じ。
根拠はなくても糖質制限が効くっぽい
ラーメンを食べるとその夜の寝付きが悪く、なんだか翌日の体調がモッサリすることには漠然と気づいていた。
だけど僕はラーメンが好きだし、それまで単なる食べ過ぎによって胃がもたれているのだと思っていた。まさか小麦粉をたくさん食べることによってこんな症状が起きていたなんて。
僕には長年重症のアトピーに苦しむ友達がいて、そんな時に彼がグルテンフリーと糖質制限に取り組んで劇的に症状が改善したのを目の当たりにした。
彼は菓子パンが大好きで毎日のように食べていたらしいけれど、試しに小麦の加工食品を断ったら長年苦しんだアトピーが短期間で改善したらしい。
そこで彼は本格的に糖質制限に取り組んで、今ではアトピー性皮膚炎がほぼ完全に落ち着いて、健常者と同じなめらかな肌にまで回復した。
彼にとって糖質制限がアトピーの症状を抑える決め手となった事は明らかだ。
糖質制限と高タンパク食はADHDに有効だと思う
結論から言うと、僕の場合ADHDの衝動性と多動性に、糖質制限はとても効く。
ただし、単純に炭水化物を食べないようにするだけじゃなく、炭水化物を減らした分のエネルギーを、たんぱく質をたくさん食べることによって補うことが必須だ。肉・卵・乳製品を、炭水化物の代わりにたくさん食べる「MEC食」というやつ。
どうやら単純に炭水化物を減らすだけでなく、タンパク質をたくさん食べることが発達障害には有効らしい。これはウィキペディアにも明記されているので、一定の科学的根拠があると思われる。
実際、炭水化物を減らすと明らかに夜の寝付きが良いし、翌日の体調もスッキリする。
人に誘われた時は気にせずに炭水化物を食べる
とは言えこの世の食事のほとんどに炭水化物は使われている。だから高タンパクで低炭水化物の食べ物を、外食で探すのはとても難しい。なお例外的に焼肉はとても良い。
だからADHD的な症状が糖質制限で改善するからといって、それにこだわっていると友達からの誘いを受けることができなくなる。
これが糖質制限のデメリットだ。人は健康維持のためだけに生きられない。人間社会の中で孤立しない事は健康と同じくらいとても大切なことだ。
こんな厳しい現実に対応するために、僕は人と会う時は糖質制限を全く気にせずに、食べたいものを食べるようにしている。一方で、1人の食事では米・麺・パンを徹底的に控えて、その分タンパク質をたくさん食べるようにしている。
肉をそんな大量に食べるのはきついので、粉末のプロテインも活用している。おそらく僕は牛乳をうまく消化できないので、プロテインは豆乳に溶かして飲んでいる。
まとめ
科学的根拠はまだ曖昧なものの、炭水化物を減らしてタンパク質を積極的に取ることによって、ADHDの多動性と衝動性を軽減することができると僕の体に関しては確信している。
もしこれらの症状に苦しんでいる人がいたら、社会生活に支障がないレベルでユルく試してみる価値があると思う。