一昔前の性格診断は恋人との相性を試す、なんだかいかがわしい星占いのような雰囲気があった。
ところがここ最近はちゃんと統計的なデータに基づいていて、就職活動のスクリーニングで使われるレベルになっている。僕が日本で働いていた時は、性格診断の信者である中間管理職に、彼が贔屓にしている診断をやらされたこともある。
僕は熱狂的な性格診断の信者というわけじゃないけど、流行している性格診断をとりあえず試すのには理由がある。
自分を客観的に捉えるのはとても大切
数年前に話題になったアドラー心理学では、人間の性格を不変の概念ではなく、その時々都合に合わせて無意識に選択している「ライフスタイル」だと定義している。
つまり性格と言うと生まれつきで変えられないように感じるけれど、ライフスタイルならば人生の場面場面で選ぶ、各個人の選択のように捉えることができる。
この概念を知ったときは目から鱗だった。
自分のことを内向きでネガティブな人間だと思ってるけど、それは最近の自分があえて選びとった自我でしかないわけだ。
僕は正直そんな内向的な自分を気に入っていない。たまには面倒くさいこと考えずに、雑多なみんなとうぇーーいwwwとかやりたい。ならば、また自分の満足のいくライフスタイルを選び直せば良いだけと言うことになる。
今度こそ失敗せずに、自分が満足いくライフスタイルを選び取るためには、客観的にまず自分の性格を捉えておくことが大前提となる。
そのためにこの手の性格診断は役に立つ。
結果について考察してみた
今回試したM-Gram性格診断テストはこちら。無料です。
https://m-gram.jp/
僕はこんな結果だったので思うところを述べよう。
凝り性
これは完全に当たっている。何かにハマると底なしにはまる。
凝り性は一長一短で、学校や会社にいけなくなるほどのめり込むと社会性が失われてしまう一方、今で言えばこのブログのように情熱を持って取り組める対象があれば、かなりの集中力と労力をつぎ込んで結果が出るまで取り組み続けることができる。
スルースキルが高い
スルースキルと言うと何かポジティブな響きがあるけれど、僕の実感としては嫌いなこと(人)を徹底的に無視するようなところがある。
何か文句を言ってくる人がいたとしても、僕が納得できなければ完全になかったことにできる。
例えば僕に会いたいと言ってわざわざシンガポールに来てくれたとしても、その過程でその人と会いたくないと思わせる事象が発生したら、迷わず会いたくないから日本に帰れと躊躇なく言っちゃう。
これに関してかなり冷たい性格だと思う。
一匹狼
そうだね。
他人つるむのが嫌いだから一匹狼と言う表現は僕の性格を表すのにちょうどいい。
裏を返せば集団行動ができない。これは会社員として生きていくのに致命的で、チームワークが求められるような仕事に就くことは難しい。今は技術系なので、個人プレーでほとんどのタスクをこなせるので助かっている。
頭の回転が速すぎ
数字と論理で答えが出せる分野にしぼれば成績も良かったし、今の仕事もこれで食いつないでる感がある。
ところが苦手な分野に関しては全くダメだ。ゲームの駆け引きとか、状況の判断みたいなのがダメ。
まぁ得意分野と苦手分野がはっきりしていると言うのは、ある意味強みになり得る。今後は得意な分野にフォーカスして、あまり苦手な部分にコンプレックスを抱かないようにしていきたい。
かなり合理主義
そうだね、これほんとにそうだと思う。
とにかく僕はものぐさで面倒臭いのは大嫌いだから、感情排除して一番楽なやり方を迷わず選択するようなところがある。意思決定が早くて直感的なのは強みになっている部分でもある。
ところがそれは負の面もあって、合理的な思考ができず、感情的に判断を下す人とパートナーを組むことがどうしてもできない。妥協できないので、そういう人に当たると衝突してしまう。
かなり繊細
そもそもうつ病で苦しむようなタイプは無駄に繊細だろう。何か困ったことがあると徹底的に自分の中で反芻して、繰り返し自分を責める。
まぁ少なくとも周りの変化に気づかないような鈍感では無いと自認している。そしてそれはブロガーに必要な素質だ。
新しいもの大好き
新しいガジェットが大好きだし、定期的にテック系のウェブサイトを巡回して、新しい情報にはいち早く取り入れちゃう。
ところが新しいウェブサービスみたいな、物理的な存在が伴わない対象に対しては、新しい概念に否定的かつ保守的だ。
例えばビットコインみたいな抽象的な概念に手を出したのさえつい最近のことだ。
新しいものに手を出す時はそれに詳しい知り合いに話を聞いて触発されることが多い。彼らがこんなに勧めるんだから悪いものでは無いに違いないって感じ。
なんか騙しやすそうな性格だな笑
心配性
心配性と言うのは2つ上の「かなり繊細」とかぶるな。
客観的に自分を捉えると戦略的に振る舞える
16性格診断の時は内向的な性格(INTP論理学者タイプ)という結果だった。今回も心配性やら繊細と言う文言が並んでいるものの、評価を見るそれなりに人付き合いもこなしそうな性格と出た。
前回のテストから数ヶ月経っていることによって、僕の性格自体もその間に確実に変化している。
つまりこうやって定期的に自分の性格を客観的に把握して、気に食わない部分を変えるように行動していれば、たった数ヶ月で自分の性格というのは自由自在に操れるのかもしれない。
そうやって僕は戦略的に自分の性格を変えて、満足出来るように社会と関われるようになりたい。