聴覚過敏がある発達障害にプログラマーは適職かも

転職とブランクで職歴ガタガタながら「ざっくりIT系」の企業でもう10年以上働いている。

それで思うのは、今までで働きやすかった会社の職業プログラマーには、発達障害っぽい人が多かった。

とくにアスペルガーっぽい話し方をする人が多くて、例えば1質問すると13くらい返答が返ってくるか、まったくリアクションがないかの両極端だったり。

その会社のプログラマーやそのプロジェクト管理の人たちは、ほとんどみんなヘッドホンで外界の音をシャットアウトして、自分の世界に入って作業していた。そんなんで仕事上のコミュニケーションはどうするかというと、チャット。隣の机の人ともチャットで連絡事項を送り合う。

これ、もはや在宅勤務で良いんじゃないの。。。

たまに用事があって営業や事務職が固まっているシマにいくと、会話が飛び交っていて華やかな感じ。同じ社内なのにぜんぜん違う雰囲気で最初は驚いたものだ。それでも、キーボードのカタカタ音が静かに響く、全員沈黙の技術職のシマに戻ると安心してしまう僕なのである笑

聴覚過敏があっても大丈夫

そんなわけで、ちょっとした雑音ですぐに集中が途切れてしまう人、カクテルパーティー効果が効かず複数の話し声がすると混乱する人、そういう聴覚過敏もちでも業務中ヘッドホンOKな職場なら、普通に働ける可能性がある。

ADHDに多い聴覚過敏と視覚過敏について

ヘッドホンつけて1日中作業。耳が悪くなりそうだけど、これでかなり作業に集中できる。

よく、どんな音楽を聞いているのか質問される。

僕の場合はEDMとかピコピコ系電子音の曲をエンドレスに流している。過集中に入れたら音楽は切ってヘッドホンを耳栓として無音で作業する。アップテンポの電子音は、僕にとって上手いこと過集中に入るための助走みたいなものだ。

他の社員が何を聴いているのか気になってディスプレイを盗み見て周ったことがあるんだけど、予想通りアニソンメドレーが圧倒的与党。ほかは僕みたいに電子音系作業用BGM。普通に往年のJ-POPの人もいた。

1日中音楽を聞きまくっている集団がいたら、1人くらいクラシック好きがいてもいいものだけど、クラシックはまったく不人気だった。

あくまで僕の感覚だけど、バイオリンの高い方の音がかなり不快に聞こえるのと、場面によって音の強弱が激しすぎて耳の音量調節が間に合わないからだ。

クラシックは発達障害の作業用BGMには向かないと思う。

まぁ僕はクラシックも好きだけどね。クラシックを聴く時は自慢の10万円イヤホンで集中して聴く。

高級イヤホンで音を遮断したらADHD的な雑念で疲れにくくなった

自分の作業がキッチリしている

あと、発達障害にプログラマーが向いている理由は「自分の仕事」の範囲が、日本企業にしてはキッチリ決まっている場合が多いことだ。

プロジェクトを構成する仕事が予めいくつかのモジュールに別けられていて、その1つを担当する感じ。もちろんタスクが早くこなせれば次が来るのだけど、僕など並行作業が苦手だから1つの成果物に集中できるのは働きやすい。

そういう意味で、プログラマーの労働環境はかなり特殊だ。そんな働き方に慣れてしまうと、昇進して後輩を管理する立場になった時につまずく人もいる。

いままでは1つのタスクに集中すればよかったのに、プロジェクト全体を俯瞰した上で必要な調整を加え、場合によっては自分も製造に加わって…などと一気にマルチタスクが必要になるのだ。

この、昇給させるためのご褒美として、技術者を管理職に登用する慣習は本当に害悪。一生技術を磨いて昇給できるような「職人コース」を人事制度に設けるべきだ。

プログラマー、どうでしょう?

採用面接がいい雰囲気で終わると「なにか社内のことについて聞きたいことはありますか?」などと逆に質問を求められることがある。そこですかさず、成果物をちゃんと出せばヘッドホンして仕事できる会社かどうか確かめることにしている。

さすがに直球で「音楽聴きながら仕事していいですか?」っていうのは印象悪いと思うので、適当な質問事項でお茶を濁した後に「オフィスの雰囲気を感じたいので帰りがけにちらっと拝見しても良いですか?」とお願いするのがいいと思う。

あと、そういう社員の裁量が認められた会社は、私服かオフィスカジュアルを推奨している可能性が高い。プログラマーの求人に応募するときに「私服勤務可」は良い目安になる。

そんなわけで、聴覚過敏でオフィスのガヤガヤに悩んでいる方は、ヘッドホン可の仕事はいかがでしょうか。