【発達キッチン】牛肉とトマトの温サラダ、パクチー添え

偏食家が多いと言われる発達障害もち。

僕の場合は出汁塩っぱい味が好きな一方、酸っぱい味が大嫌いだ。梅干しを見るだけで唾液が出てくるという脊髄反射を学校で習ったとき、僕は人生で1度も梅干しを食べたことがないのでこの反応が起きなかった。

一方で、一般的に発達障害児に嫌われるニンジンやピーマンに関しては子供の頃から食べられた。どうも普通の人と比べると苦味の感じ方が鈍い気がする。コーヒーも深煎りで苦いのが好きだし。

こんな感じで、嫌いな味や臭いは、その感覚が異常に鋭いことに起因すると感じている。鈍感であればあるほど、その味や臭いを楽しめるというのは皮肉なものだ。

酸味に関しては、酸っぱそうな臭いもとても苦手。大学では有機化学を勉強したんだけど、実験で使う酢酸系の臭いが苦痛でしょうがなかった。

逆に酸っぱくなければ臭いのキツい食べ物はむしろ好きで、納豆、ブルーチーズ、クサヤなんかは日本でも良く買って食べていた。シンガポールに移住してからドリアンやパクチーを楽しんでいる。

今日は臭覚の好みが両極端で食べられる食材が限られる僕が、普段作っている料理をご紹介。包丁まな板、電子レンジだけで作れて、ちゃんと糖質制限対応だよ(=^・・^=)!

牛肉とトマトの温サラダ、パクチー添え

まずは景気良くビールを開けよう!

冗談ではない。ADHDはドーパミンが足りず常にダルいので、自炊などそもそもヤル気も起きない。

このコーナーで紹介する料理は、どれも慣れれば「作って食って片付ける」ところまで30分以内で完結するようになっている。それでも30分作業するためには、アルコールでドーパミンをブーストすると楽にできる。

そうしないとスマホに手が伸びていつまでたっても完成しないし、包丁で指を切ったりするぞ!自炊の最大のコツは、続けることだ。

さてまずは次の材料を大きめの深皿に投入しよう。

ごま油…大量
岩塩…適量
粗挽きコショウ…適量

計量カップとかダルいものは使わない。大量といったら「ドバドバ」、適量っていうのは「サラサラ」って感じだ。わかりやすくて良いだろう(=^・・^=)

ちなみに岩塩は料理が出来ない人の救世主「クレイジーソルト」がお勧めだ。日本ではそこら辺のスーパーで普通に売ってるし、これをサラサラすると大抵いろいろ美味しくなるぞ!

次にニンニクを薄切りにして投入しよう。僕は薬味系野菜が大好きなので、大量に入れる。この後レンチンするので薄く切っているけど、包丁テクが足りないならすりおろしてもいいと思う。ただ、おろし金は洗うのが超めんどいので、そこら辺のものをいろいろ切り刻んで包丁テクを磨いてくれ。

これを1分レンチンしたものがこちら。おお、なんかお料理番組っぽくなってきたじゃないか(=^・・^=)!少々油が跳ねるけど1分のレンチンでラップをかけるのがダルいので、いつもそのままレンチンしている。

同居人のみんな、ごめんね。

ごま油とニンニクの香りでテンションが上がってくるぞ。

ここで!牛肉投入。肉を切ると、まな板とか手とか洗うのがダルいことになる。スーパーで手頃に切れている肉を買おう。ここは豚肉でも鶏肉でもいいんだけど、レンチンするだけなので寄生虫とか心配が少ないビーフがお勧め。パクチーともビーフが一番あう。

流石にラップをかけて2分レンチンしたものがこちら。

表面は完全に火が通っているものの、カタマリの中心はミディアム・レアって言う感じ。牛肉の場合はこのくらいが柔らかくて美味い。

ブタやトリを使った場合はざっくり2倍くらい加熱すべし。

ここに!角切りにしたトマトを投入する。ここ一番に包丁テクが必要な場所だ。柔らかく潰れやすいトマトは、包丁初心者は難しい。そこら辺の気に入らないものをザクザク刻んで練習するように。

なお、ナウシカも愛用している硬化セラミック刀がお勧め。金属製の包丁は定期的に研がないとトマトをサクサク切れる状態を維持できないからダルい。金属製の包丁は時代遅れ。

さて、いよいよ主役の登場。フィナーレにパクチーをざく切りにしよう。近所のインド商店で40円だった。

完成(=^・・^=)!

ビーフの肉汁とトマトの旨味をニンニクとごま油が包み込む。そしてそこに土足で殴り込みをかけるパクチーの刺激。

控えめに表現して絶品。

ぜひみんなも作ってみてね(=^・・^=)!