脳みそがジンジンと疼くような感覚を持っている人はいますか?
目を閉じて、落ち着いてゆっくり呼吸して、意識を脳みそに持っていく。特に、集中して何かに取り組んで、脳が疲れた時が良い。
すると、呼吸のリズムに合わせて、海馬と呼ばれる脳の底の部分、鼻腔の上の辺りに、ジンジンと痺れたような感覚を覚える。正確に海馬じゃないかもだし、脳に感覚はないというけど。
このジンジンする体験を共有出来たのは今まで1人しかおらず、彼女も明らかなADHDだったように思う。果たして疲れた時の脳みそジンジンは、ごく一部の発達障害だけが感じる感覚なのか、それとも瞑想して意識を限定出来れば、誰しも味わう境地なのか。
瞑想を練習し始めてから、この疑問をずっと持っていた。
ボランティア運営の瞑想講習会
呼吸だけに意識を集中して、それ以外の邪念を消していくのが瞑想の基本だ。だけど僕の場合はジンジン・ジワジワする脳みそが気になってしまい、どうにも上手くいかない。
今まで2年以上我流で瞑想をやってきたけど、もはや1人で進むのはこれが限界か。
そこでTwitterで瞑想に詳しそうな方に相談すると、シンガポールの瞑想グループ「ヴィッパサナー協会」が主催する講習会を教えてくれた。世界規模の大きな瞑想集団で、日本にも支部がある。
瞑想というと新興宗教的な、なにやらアングラで怪しいイメージが付きまとう。
個人的にはオウム真理教のせいだと思っているんだけど、まぁ実際、瞑想という行為がインド仏教から派生しているだけに、ぱっと見どうしても仏教系新興宗教っぽくなってしまう感はある。
でも昨日のは、宗教は関係なく、さらに営利目的ですらなく、ボランティアによって運営され、誰でも無料で参加できた。
さて。
瞑想には色々な流派があるのだけど、今回参加したのはヴィッパサナ瞑想と呼ばれるもの。ヴィッパサナーというと、僕の認識では広い部屋をみんなでグルグル歩き回わる印象だったんだけど、アレはかなり上級者向けのアプローチらしい。
駅から離れたちょっとうらぶれた古い長屋に、ヴィッパサナー協会シンガポールは入っていた。
一体どんな人が参加するのだろうと少々不安に感じていたけど、30人程度で男女比半々、中華系メインのインド系シンガポール人もパラパラ、マレー系はゼロという、なかなか居心地の良い構成だった。
東南アジアの時間感覚で20分遅れで開始した講習会は、最初の1時間以上を協会の歩みとグールーと崇める始祖の紹介に費やした。この辺はやっぱり新興宗教臭い。
結局、瞑想行為に割かれた時間は2時間のうち15分程度。しかも呼吸に集中して邪念を消せというだけで、具体的に深い瞑想に入るための技術的指導は無かった。
とはいえシンガポールに瞑想を真剣に習得したい人が結構たくさんいることがわかったのは収穫だった。
脳みそジンジンの謎は深まるばかり
諦めきれない僕は、講習が終わった後で先生に質問しに行った。
脳みそがジンジンするなどと言う、普通じゃない感覚の説明を英語でするのは骨が折れる。だから予め調べておいた単語や表現を駆使して、僕の瞑想の問題を先生2人に説明した。
でも予想通りというか、先生たちは顔を見合わせるばかり。
「聞いたことがない。それは間違っている。練習が必要だ」
なにが間違っているのか、具体的にどう練習法を変えれば良いのか。
「姿勢に気をつけるように」
うーむε-(´・д`・ )
よく知らないのに、自分と異なるってだけで否定し、いい加減なアドバイスを長々と始める典型的なヤツじゃんか。信用ならない。結局、僕の瞑想スキルが向上することなく、この日の講習会は終わった。
瞑想中に脳みそがジンジンと疼くような感覚を持っている人はいますか?
もう長いこと、この問題に悩まされている。もし同じ感覚に覚えがあるなら、是非ともコメントください。解決法を模索していきたいと願っています。