チェーン店が多い活気のある商店街が好き

「それでも町は廻っている」という東京下町の商店街を舞台にした日常系マンガが好きで、何度も繰り返し読んでいる。

作者の石黒正数先生が「人間関係の教科書」と紹介なさっているように、人付き合いがツラい時に読むと癒やし効果がハンパない。お犬様・おキャット様だけじゃなく、ちゃんと人類と関わっていこうという勇気が湧いてくる。

なお、主人公の女子高生が何となくADHDっぽい。公式にそんな設定は無いけどね。

遅刻魔。何か思いつくとガバッと立ち上がって「あぁ!!」とか声に出しちゃう。にんじんと玉ねぎをお使い頼まれたのに、ちょっと意識が逸れると忘れちゃう。衝動的に細かいルールを破っちゃう。入学祝いの万年筆をぶった切って思いつきの工作に使っちゃう。

主人公が発達障害っぽい話が好き。電子工作漫画 『ハルロック』
発達障害っぽい人が登場する物語が好きだ。一芸に秀でるものの、その他は全部ダメな主人公が出て来る、例えば「のだめカンタービレ」みたいなやつ。 ...

そんな主人公の行動が自分と似ていて親近感を覚える。

「それ町」に影響を受けてから、引っ越す時は昔ながらの商店街がある地域を選んできた。実際、川崎や東京大田区の古い住宅地は住みやすい場所だった。

昔ながらの個人店は疲れる

でもね、実際に商店街の個人店を毎日利用すると、対人関係エネルギーが低い僕にはハードルが高いこともある。

僕は料理が気にいると無限にリピートする癖がある。例えば鄙びた定食屋さんの鯖の味噌煮が気にいると、毎晩通っちゃう。この店に他にも美味しい食べ物があるのは知っている。

でも晩飯の時間がくると毎晩無性に鯖の味噌煮が食べたくなっちゃうんだよね。こうなるともう鯖の味噌煮以外は考えられない。

同じ料理を食べ続けてしまう
気付けば同じものばかり食べている。「今日なに食べようかな」みたいな思考プロセスがすっぽ抜けて、毎日同じ店で同じものを注文してしまう。そんな食...

毎晩同じものを食べるので、個人店では一撃で顔を覚えられてしまう。店主は新しい常連客にもっといろいろ食べてほしい。それでアレコレお勧めしてくる。

これがとても困る。

店主は僕が魚料理が好きに違いないと思い、アジフライ定食などを勧めてくる。魚料理が好きなのは間違いないけど、鯖の味噌煮がOKでアジフライ定食がNGな、偏食家にしか理解できない深い理由があるのだ。

アジフライ定食にはマヨネーズとマスタードがベッチョリ付いている。僕はケチャップとかドレッシングとか、ベッチョリ系ソースが食べられない。ホッケの干物定食にも大根おろしがベッチョリングしてるからNGだ。なお、大根おろしは自分で作れば食べられるけど、店の大根おろしはNG。

こういう自分の偏食ぶりを説明したくないし、何より料理を作ってくれる人に失礼である。

マヨネーズ抜きで!と注文すればいいと思うだろう。

その通りなんだけど、こういう特別なオーダーは往々にして忘れられる。店主は並行して何人前も調理しているんだ。仕方ない。もちろんクレーム入れたりはしないけど、マヨネーズが混入した時点で僕は食べることが出来ない。せっかくお勧めされた料理をお残しすることになる。気まずい。

こうして僕はこの定食屋に足が向かなくなる。

嫌いな食べ物が多い偏食家は実は海外生活に強い
僕は偏食家だ。嫌いな食べ物がとても多い。 例えば漬物が全部ダメ。野菜が発酵しているのが気持ち悪い。 日本で弁当など買うと必ず漬物...

一度顔を覚えられてしまうと、プライベートにズカズカ踏み込まれるのもキツい。

例えば八百屋のおっちゃんに良くしてもらったことがある。最初は「寒くなってきましたねー」みたいな世間話程度で心地よかったんだけど、付き合いが長くなると「おいおい、クリスマスイブなのに大根買うのかよw」みたいな、プライベートにずんずんツッコミが入るようになっちゃった。

うるせぇ、ウチじゃブリ大根に日本酒でクリスマスするんだよ。

こういう事が重なると「おばちゃんの店」「おっちゃんの店」からは足が遠のいてしまう。

チェーン店が多い商店街が好き

それで結局、八百屋からスーパーに、定食屋から牛丼チェーンに落ち着く。いつでも機械的に受け入れていくれるチェーン店の心地良いことよ。。。

でも、あれ?

僕は「それ町」みたいな濃密な地域社会を求めて商店街に引っ越してきたんだじゃなかったか。これじゃ本末転倒だ。

そんな風に人付き合いが苦手で「それ町」できない自分に悩んだ時期もあったけど、商店街のチェーン店を利用しているうちに、これはこれで良いなと楽しくなってきた。

いま、商店街は二極化している。

様変わりした小売のニーズに乗り遅れシャッター街になる、消え行く商店街。そして、潰れたスペースにチェーン店や若者の店を誘致して活気を取り戻した、リノベーション商店街だ。

100円ショップやドラッグストアがあると人の流れができる。ゲーセンやブックオフがあれば若い人も商店街に来る。

するとその間にある昔ながらの和菓子屋さんに気づいたりするんだよね。それで実家に帰るときに試しに買ってみると、予想外に美味しかったり。生き残っている昔ながらのお店にはちゃんと理由があるんだなぁ。

そんなわけで商店街にこだわって引っ越してきた僕だけど、昔ながらの濃密な人間関係のエグ味を、チェーン店が中和したような空間が好きだ。

チェーン店でも顔見知りは出来る。弁当屋のおばちゃんが唐揚げ1個おまけしてくれたりね。それで充分幸せな気分になる。

「友達」になると求めすぎるので「知り合い」という距離感を大切にする
日本の実家では犬を飼っている。白のミニチュアシュナウザーのオスで、いまではすっかり老犬になってしまったけど相変わらず気立ての良い奴だ。僕がウ...

将来僕が日本に完全帰国するならば、歩ける範囲に便利なチェーン店が密集しているリノベーション商店街に住みたい。

商店街から一歩路地を入った、こじんまりした一軒家でシェアハウスなど運営したら楽しそうだ。一部AirB&Bで外国人を泊めたり。ワクワクする(=^・・^=)♬

少子高齢化でお先が暗い日本だけど、活気ある商店街には大きなポテンシャルがあると確信している。

よろしければ拡散お願いします(=^・・^=)!

 

  1. こばてん says:

    こんにちは。初めまして。ツイッターから飛んできて、あちこち読ませてもらっています。
    面白そうなマンガを紹介してもらいました。
    早速、図書館に予約しました。。。。

    また、コメントさせていただくかもしれません。

    • ししもん says:

      こばてんさん、コメントありがとうございます٩꒰⍢ ꒱۶⁼³₌₃

      拙い文章ですが今後ともユルくお付き合い頂ければ幸いです。