現実があまりにクソゲーなので裏路地から異世界に迷い込みたい

恵みの10連休がついに終わってしまい、またいつもの日常が始まった。休暇から戻って社員証が有効で自分のデスクが残っていると安心する外資企業あるある(=^・・^;=)

でもレイオフにならないと新しい人生に踏み出せない気もして、今朝は心の片隅にちょっと残念な気持ちも混ざったり。

今まで現実逃避で精神を保ってきた。

ここより良い場所が必ずある!という気持ちをいつも心の拠り所にしている。「ここではないどこか」願望とでも言おうか。

海外移住した今は「どこか」とは「より良い国、より良い街、より良い会社」ってな具体的な感じに落ち着いてきた。

それでも僕はやっぱり「異世界」に憧れを持っている。

だってこの世のクソみたいな仕組みから脱出して、根本的に住む次元を変えるには異世界(パラレルワールド)に行くしか無いじゃん。

あー、また電波なこと言い出しましたね(=^・・^;=)

でも残念ながらここはそういうブログなんですよ、皆さん(=^・・^=)♬

異世界へ行く方法

ネットで異世界へ行く方法を調べると、様々な「流派」がある。

今から10年以上前に、今は亡き2チャンネルで流行ったんだよね。この世には僕みたいにクソつまんない現実を離脱したい人が大勢いるんだ。

例えば有名なのはエレベーターでイベントを達成するヤツ。

エレベーターに乗って4 → 2 → 6 → 2 → 10 → 5 → 1 → 10階と順繰り移動し、その間に起こるいくつかのイベントを達成する。全てクリアすれば終着の10階は人間が存在しない異世界に繋がっている…。

ところが日本だと10階以上あるビルはエントランス付きのマンションか、オフィスなんだよね。ただでさえ怪しい行動なのに、不法侵入とあらば怒られちゃう(=^・・^;=)

だからシンガポールに移住した当初、これ幸いと寂れた公団住宅HDBで試してみた。HDBは日本の高層住宅に比べると誰でも入って良い雰囲気なんだ。

だけどエレベーターに人が乗ってきまくりで今だに遂げられていない。世界トップレベルの人口密度を誇る国からは異世界へ行けないのか…。

というわけで誰も住んでない廃墟みたいな10階建てビルを募集中!異世界へ行こう!

他にも出典が見つからないけど、夢で夕暮れの街に飛ばされて足元を意識する方法がある。

これに関しては夢で夕暮れの街まではたどり着けるようになったものの、足元を意識するのを何故か忘れ、しかも誰かに背後から刺されて前のめりに倒れてビクっと目覚めちゃう。

苦節10年以上、ヤレヤレまだ異世界へ行けてない。この世はなんと退屈なんだ。

現実のパラメータ設定がおかしい

この世がこれ程退屈なのには原因が2つある。まず初期パラメータが不平等なこと。そしてルールが不明瞭なことだ。

スーパーマリオの1-1面で考えてみよう。

そもそもこの世には産まれながらに100機持ってファイヤー放って出陣していくヤツと、残機ゼロのチビマリオでスタートするヤツがいる。

この時点でクソゲーだ。

しかもスタートした後もルールが複雑すぎる。

まずこの世には明確な全クリが無い。ピーチ姫を救い出しても実はメンヘラビッチでバッドエンドなこともあるし、クッパを支援しちゃう黒マリオが幅をきかせていたりする。

容姿端麗なイケメンマリオは優雅にノコノコ踏んだだけで評価されるし、チートしてアイテムを全部スターにしてるワリオもいる。

このように戦い方のみならず、クリア条件まで曖昧なのが現実社会で繰り広げられるゲームだ。この理不尽さ、なんとなく伝説のクソゲー「しょぼんのアクション」に似ている。

実力社会と呼ばれている実態は、このように不平等なクソゲーでしかない。 僕はもうこれ以上プレイするのにウンザリした。

異世界の入り口を探し世界を彷徨う

人類はもっと単純で平等な世界を求めている。

現実の仕事をサボって動物の森でお仕事するなどその典型だ。スマホゲームはスタートがみんな平等で、課金ユーザーが有利にしてもどのくらい有利か明確になっている。

この世にはそういう「わかりやすさ」が必要なんだ。

ただ僕は集中力がないのでゲームは苦手。

こう、もっと単純に、そこら辺に異世界への入り口が落っこちてないだろうか。ズッコケたドラえもんが忘れてったどこでもドアのように。

いくらこの世の物理法則が上手く出来ていたとしても、時空にもそういうバグがあって然るべき。だって相対性理論のアインシュタイン博士だって、永遠を誓った相手と離婚しているんだ。誰にでも間違いはあるのさ。

そんな空間の歪みを探し求めて、僕は世界の裏路地を彷徨っている。

裏路地は現世と異世界をつなぐパラレルトンネルに見える。人気のない角を曲がると、選ばれし人間だけに開かれる秘密の小路があるかもしれない。

闇に包まれた細道の先は、次元断層の隙間かもしれない。

そんな荒唐無稽な期待感に胸を踊らせ、僕は今日も世界のどこかの裏路地を彷徨う。