自己防衛、投資、あと海外移住、日本脱出だよね。国なんかあてにしちゃだめよ。
ところが現実は厳しい!
そこで障害になるのが英語である。
税金が上がろうが年金が破綻しようが英語ができなきゃ自己防衛できず、日本と一蓮托生を決め込むしかない。 すなわちこの過酷で変化に富んだ時代に身を守るためには、如何に安く短期間で英語を身につけるかがカギだ。
僕はSkype英会話を6ヶ月ガチに毎日受けて、5千円✕6=3万円で英語がそれなりに喋れるようなった。でもこれはウルトラ大変だったし、ウツで追い詰められていたからこそ火事場の馬鹿力でやりきった感がある。
やっぱりある程度管理された状態でカリキュラムに沿って勉強した方が、確実に英語が身につくと思う。そんなニーズからフィリピンへ英語を学びに短期留学するのが流行っている。
やっぱ昨今の情勢から自己防衛したい人が多いんだろう。
そこで今日は実際に現地の英会話学校で学び、インターンもしていたベルキューブの雄牛(以下、雄牛)さんに、フィリピンの語学留学事情についてお伺いする。
雄牛さんインタビュー
雄牛さん:日本で勤めていた会社を辞めまして。無料留学というのに惹かれてインターン生として授業をうけました。
語学学校の運営・留学エージェントとして働けば1日4時間の授業料、食事、寮、光熱費が無料になるという内容でした。毎日大体6時間くらい働いていましたね。
雄牛さん:フィリピンについてはインターン約6ヶ月と別の学校に転校して正規留学8週間なので合計で8か月くらいですね。
雄牛さん:インターンに行く前はTOEIC650点でしたが、インターン終了時点には820点になりました。2校目の留学中・卒業後は忙しくてTOEICを受ける時間がありませんでした。このため、点数は不明です。
インターンだけだと点数はあんま上がってないんですけど、聴き取りと会話にすごく慣れました。
実際、インターン終了時点でシンガポールなどアジア圏で英語が使われている就職エージェントや企業の採用試験を受けて、英語力については問題ないという評価を受けています。
雄牛さん:最初の学校が終わった時点では微妙ですね。2校目のあとはリスニングも自覚できる位上達したので、たぶんある程度は理解できるようになったと思います。TOEICのリスニングなら大体大丈夫です。
雄牛さん:TOEICの点数を磨けば海外でのやりとりとか、仕事の幅が拡がるんじゃないかと思ってました。
あと大学で専攻している内容が好きじゃなかったので、キャリアの方向性を変えたかったというのもあります。勉強は嫌いじゃなかったので1日6時間をインターンの労働に回しても、英会話とTOEICの点数を仕事で使えるレベルまで上げられる思ってました。
そうは言っても、ぶっちゃけ半分位はノリで来てますね笑
雄牛さん:フィリピンの法律に則ってインターン生として働く旨の誓約書にサインしました。SWP(Special Work Permit)ってやつです。この手続きをキチンと踏んでいなかったために摘発された学校もあります。
長期の語学学校インターンは上手く自分を律することができれば次のようなメリットがあります。
- 社会生活に疲れた精神・身体を癒して完全にリフレッシュ
- 海外就職に必要な最低限の英語力が身につく
- ディープなフィリピンの世界を堪能
- 格安でダイビングの免許を取得
このような得難い体験をしつつ英語力を高めることが留学1~2か月分の費用でできるので、退職等の機会にまとまった時間がとれるならおすすめです。
ただ、インターンを検討する場合は次の2つを必ず調べてください。
- どこまで無料か
食事やビザなども無料で航空券くらいしか費用がかからない学校もあれば、授業料だけが無料で普通の留学並みに費用がかかる学校もあります。
- フィリピンの最新の法律を確認する
インターンとして働くのに必要な手続きやその許可証を学校側が取っているか、語学学校側に必ず問い合わせて確認してください。私が渡航したときは SWPが必要でした。
無許可の学校でインターンをしているのが政府や警察にみつかると強制送還になります。下手するとパスポートに傷が付き、二度とフィリピンに再渡航できなくなる危険性があります。
ところでインターン中にされていた留学エージェントってどんな仕事なんですか?
雄牛さん:フィリピンには数百の語学学校があるといわれています。ここで留学を希望されているお客様が、自分で語学学校について調べるじゃないですか。
でも実際は学校の数が多すぎて絞り切れない方が殆どです。
そこで我々留学エージェントがお客様から予算、特に何を勉強したいか、どんな環境が良いか、留学の不安点というような要望を聞き出して、それらの希望に沿った学校を提案し、留学先を絞るお手伝いをさせて頂いています。
ここで留学生を紹介すると、紹介した学校から手数料を頂けます。
では元エージェントとして学校選びのポイントを教えて下さい。カリキュラムがしっかりしている学校に入るにはどうすればいいでしょう?
雄牛さん:そうですね、これを言ってしまうと身も蓋もないんですが…。エージェントを通してない学校に行けば間違いないです。
もしくはカリキュラムにこだわりがある学校なら間違いなくホームページなどで告知しているので、内容に納得できる学校に行くといいです。
雄牛さん:勿論、エージェントを通していても素晴らしい学校はありますよ。
ただ、エージェントを通してない学校のほうが広告費を削って、カリキュラム、講師の給料、学費などに投資されている可能性が高いです。そのためエージェントを通してない学校の方がオススメです。
でも実際問題、自分だけで調べると学校の選択肢が多すぎて普通は学校探しで挫折しちゃいますね。
しかもエージェント通してない優良な学校はそもそも見つけるのが結構大変なんです。広告費も削っているからネットで検索しても出てきにくいんです。
ならばご存知の学校のうち英語力が確実に伸ばせる学校はどこでしょう。観光半分みたいな学校はこの際除外して、教育の質にのみ注目しましょう。
雄牛さん:スパルタに英語力を伸ばすならBrightureですね。
平和というかちゃんとしていてそこまで厳しくないのがZen English。
雄牛さん:オンライン英会話講師の月給は日本円換算で1.2万円くらいと言われています。一方で語学学校の講師は一般的に月給1.8~4万円なので、経験と知識がある講師は語学学校のほうに集まる傾向があります。
とはいえ語学学校ならどこでもいいわけではありません。
レベルの低いところは韓国版の違法コピーの教科書を使っているところもあります。教科書の質が低くカリキュラムが機能していない学校で英語力は伸びません。
雄牛さん:Brightureは別次元レベルで満足しました。
講師が話すときのリンキングがメッチャ上手いですし、話すスピードも手加減なし。目を閉じたらネイティブと間違うレベルの講師がゴロゴロいます。
指摘もメッチャ厳しいので英語力を伸ばせました。これはオンライン英会話の講師のレベルを知っているなら、実際に比較するとびっくりすると思いますよ。
Zen Englishは講師のレベルは普通以上と思う程度ですが、日本人スタッフが全員TOEIC900点以上なので学習アドバイスを詳細にもらえます。
学則も厳しくなく、ホテル滞在なので現地のテレビ番組も楽しめます。食事も美味しいです。生活・勉強の両面ともに平均点より間違いなく上です。たまの休日に観光も楽しみつつ自分のペースでしっかり勉強したいなら良い学校だと思います。
雄牛さん:中学高校の英文法を完璧に復習して高校生レベルの単語を知っているという前提なら、3か月もガチで勉強すればアジア就職レベルの英語力を身に着けることは可能だと思います。
この目安は渡航前にTOEIC500点以上で、文法問題が時間無制限でじっくり考えれば7割前後は解けることです。
文法の授業を英語で受けても効率が悪いです。というか理解できないでしょう。幸いなことに大学受験用の参考書はメッチャわかりやすいし値段も手ごろなので、文法についてはフィリピンに渡航する前にしっかりマスターすべきです。
単語についても少なくとも大学センター試験レベルはあったほうがいいでしょう。それ以下だと講師にゆっくり喋ってもらってもいくつかの単語しか理解できず、授業がスムーズに進みません。
本気で英語を学びたいという向学心に溢れる方は、直接雄牛さんにTwitterで質問してみましょう。
海外就職はじめの一歩
海外就職を目指したいけど自信がない。なにか取っ掛かりが欲しい。
そんな人はまずはフィリピンの語学留学に挑戦して、海外生活最初の一歩を踏み出すのは現実的な選択肢。
そのためはまず高校レベルの英文法と単語を日本で自習しておくと効率が良い。予算がないなら現地でエージェントとして働けば授業料を節約できるかも。ただしその場合はフィリピンの就労許可と法律について、最新の情報を必ず確認すべし。
具体的かつ現実的なお話でした。
フィリピンの2つの語学学校で学んだ経験があり、留学エージェントの仕事もしていた雄牛さんのインタビュー。いかがでしたか?
詳細については雄牛さんに直接質問すればアドバイスを貰えるかも(=^・・^=)!