学生時代に戻れるなら英語でインターンして新卒海外就職したい

日本は空前の人手不足らしく、今年の就活生の中には既に内定をゲットしている人もいると聞いた。毎年お祈りメールを晒したり何十社も落ちたと悲壮なTweetが溢れる中、今年の就活戦線は比較的異常が少ないように感じる。

ところがそんな恵まれた年にも内定を取れない就活生はいる。

まぁ学生時代に勉強せず遊び呆けてた人はしょうがない。それにフランス文学とか天文学とか、イマイチ職業に結びつかないロマンチック系専攻にも関わらず「企業に売れる努力」を怠った人も苦戦するだろう。

でも意味不明なのが技術系の専門学校や大学の工学部でバリバリ換金可能な技術を学んだのに、いざ就活を始めるとコケる人だ。4年間真面目に勉強して僕なんかよりずっと成績が良いのに。

話を聞くとコミュニケーション能力が足りないと言われたらしい。

マジで下らん(=^・・^#=)

声が小さいとか相手の目を見て話さないとか、仕事に必要な知識と関係ない部分で人材を評価する企業はクソだ。あと長所と短所を語らせたり「あなたを文房具に例えると」などと意味不明な質問してくる企業もゴミ。

ダメな日本企業が採用面接でこの手の無意味な質問をしてくるのには理由がある。

採用段階で配属先が決まっていないのだ。任せる仕事が決まっていないんじゃ専門性を問いようがない。っていうか欠員が出たポジションすら把握できておらず、そこに必要なスキルセットも不明な段階で何故に採用面接してるのか。根本的に謎。

だからこういうダメな日本企業は、行き当たりばったりの部署にぶっ込んで適当に仕事を振っても卒なく振る舞うであろう人材ばかりを評価する。そしてコミュニケーション能力などという曖昧な採用基準のせいでプロ志向の未来の専門家を雇うことが出来ない。

機械化と自動化により、専門分野に特化したスペシャリストしか生き残れない時代がもうすぐやってくる。それなのに真逆のゼネラリスト人材を好んで雇う日本企業に明るい未来はないと確信している。

日本での職歴は海外で売れる

うつ病になって自殺する直前まで追い詰められたにも関わらず、日本での業務経験から僕が学べたことなんてたかが知れている。

などとここまで散々ディスっておきながら、日本での職歴に感謝している部分もある。

僕の大したことない日本での経験が、シンガポールの外資企業に「売れた」のだ。

なまりのない完璧な日本語でないと日本人は他人を信用しないところがあり、さらに商習慣が独特で英語圏の常識を振りかざすと日本市場でコケる。

しかも英語バイリンガル人材がわんさかいるフィリピンやマレーシアとは対象的に、英語がそれなりに話せる日本人はまだまだ少ない。そのため日本語ネイティブ+英語それなりの「なんちゃってバイリンガル」でも、日本の同業種で経験があれば海外で希少価値をもつ。

そんな背景から海外在住日本人は海外から日本市場にアプローチしたい現地の企業から必要とされる。

まぁ僕のように日本語や日本市場に関係する仕事をしているウチは、、まだまだ「海外就職初心者」なんだけどね。本当のプロは人種や言語セットなんて関係なく、専門知識一本で世界を渡っていく。僕もデータ分析と深層学習の知識を磨いて近い将来、真のグローバル人材になるべく毎日努力している。

それでも、海外就職の第一歩を踏み出すのに日本の職歴が役に立ったことは事実だ。

だから「私を文房具に例えると消しゴムのカスです」などと、下らない面接を突破して新卒一括採用の波に乗っておくことはまだまだ価値がある。

コミュ力不足なら海外就職はアリ

それでもコミュニケーション能力みたいな意味不明な理由で就活の波に乗れそうにないなら、悩まず新卒で海外就職を目指すのは現実的な選択肢だ。

上手くいかない → もうダメだ

ウツになった時の僕もそうだったけど、この思考パターンで人生が一撃で詰んでしまう人は多い。ここで検討してみるべきは次のような発想の転換。

上手くいかない → 日本だから上手くいかないのかも

母国で上手くいかないのに外国で上手くいくはずがない!と思うだろう。でも全然別のルールと全然違う価値観で動いている国が世界には無数にあるんだ。その中には自分の性格や特性に合った場所がきっとある。

例えば僕は場の空気を読んだりチームプレイで結果を出すのが苦手だ。でもその一方でコツコツ手を動かして独りで黙々と結果を出すのは得意。

こんな僕に向いていたのが多民族国家の米系企業だった。

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多民族国家では空気を読む文化が薄い。多文化、多民族、多言語、多宗教で構成されたモザイク社会では「普通」を定義するのが難しい。だから必要なことや要求は全部言葉で指示されるし、逆に自分も丁寧に全てを説明しないと上司や同僚に言いたいことが通じない。

また、米系企業は欠員が出たらそこを埋められる人材をピンポイントで探す。だから採用基準が明確で「自分の仕事」がハッキリと定義されている。そしてその仕事が出来る能力さえ証明すればあっけなく採用されるし、採用後もその仕事さえキッチリやっていればちゃんと評価してくれる。

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僕にとってそんなシンガポールの労働環境が心地良い。

だから日本で就活に詰んでも人生が詰んだわけじゃない。

自分を文房具に例えられなくても、大声で体育会アピール出来なくても、そのポジションで明日から働けるスキルがあると証明出来れば内定が貰える「どこか」がきっとある。

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学生時代に何をすべきか

学生時代の自分に助言が出来るなら「英語を必死にやって海外のテック系企業のインターンに応募しろ」という。

当時の僕はプログラミングにハマっていて、鈍器になるほど分厚いLinuxカーネルの解説書を持ち歩いていた。専門性を高めれば人生マルっと全て上手くいくと信じていたフシがあり、努力の全てをプログラミングに集中投下してしまった。

でもその実、日本に合わないことが発覚したとき英語が出来ないと海外に出られない。そして新卒であっても「職歴」がないと採用しないのが外資企業だ。

だからウツで棒に振った20代を繰り返さず、最初から新卒で海外就職するためには「専門性を活かしたインターンを海外の外資企業でする」のが良いだろう。

何社受けてもことごとくお祈りされるなら、たぶん根本的にマルっと方針を変える必要がある。その有効な選択肢が新卒海外就職で、必要なのは英語+専門性+インターン経験だ。

就活を苦に心を病む人が1人でも減りますように。

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