無職になってから過集中でしか頑張れなくて疲弊している

無職になってから好調と絶不調を交互に繰り返している。

昨日は比較的アタマが働いたのでたぬらん!!のステージマップを作るべくガシガシSwiftを書き、さらにSpritekitの当たり判定の仕組みについて説明するためのサンプルアプリまでこしらえた。しかもそれについて7000字のブログ記事まで書き上げて、ビールを空けて寝る頃には充実した1日に満足していた。

そこからの今日である。

今日は朝からすこぶる不調。とりあえずものすごくアタマの回転が悪くて、昨日のコードを読み返しても自分が書いたと信じられないくらい。それに加えて全身がもっさり重い。ひどい下痢、さらに昼寝してリセットしようとしても雑念で脳がザワザワして寝付けない。

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今は無職だからこんなパフォーマンスでも誰にも迷惑かけることがなく、罪悪感に苛まれないのが幸いだ。

それでも全方位に調子が悪すぎて正直ツラい。

友達と会っても有意義なことを出来ないし、さっきも壊滅した判断力のせいで思いついた失礼なことをそのまま声に出してしまったり。これは僕の心が汚いからだけどね。でも脳内で思っていることが自動的に全部声に出てしまうとしたら、穏やかに過ごせる聖人君子なんてこの世にほとんど存在しないことはTwitterをやっていればわかる。

それもこれも過集中のせいだ。

過集中というのは度を越した集中力を発揮する、発達障害の特性のひとつ。このモードに入ると寝食忘れて興味の対象に一心不乱にのめり込み、時に自分でも驚くくらいのパフォーマンスを出せる。中学生の時に過集中を試験勉強に使えるようになってから、僕の人生は大きく好転した。だから一概に悪いことばかりではない。

勉強は出来たのに仕事でコケたら海外へ
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ところが問題は強烈な集中が過ぎ去った後である。

一度過集中モードに入ると、僕の場合は最低6時間くらいはアタマの中がそのことだけに支配されてしまう。それで飲まず食わずトイレにもいかず、何時間もぶっ通しで作業に没頭。これが身体と脳にものすごい負担をかけているっぽい。

そしてふと集中力が切れたらアタマがボワンボワン、身体もズシンと重いことにようやく気づく。もうこの状態になっちゃったらマトモに人間生活を営めない。テスト期間が終わって開放された同級生たちが、放課後カラオケに繰り出すのが信じられなかった。過集中したあとは大きな失敗をしたり事故にあう前にベッドで大人しくしているのが懸命だ。

さらに悪いことに僕の場合、過集中した翌日にコンディションが更に酷くなる。いわばエネルギーを未来から借金してブーストをかける感じ。

もう若くない。いつまでこんな無茶をし続けられるのか、正直不安だ。

過集中でしか頑張れない

そんな感じで無職になってからの3ヶ月弱、過集中絶好調→燃え尽きゾンビ→充電日→充電日→満充電で過集中!という3、4日のサイクルで過ごしてきた。その結果、WordPressの独自テーマをゼロから書いたり、毎月のブログ収益を万単位で上げたり、iPhone向けゲームアプリを収益化した状態でリリースしたり。それなりに目に見える結果を出してきた。

だから体調を犠牲にした努力は無駄でなかったと確信している。

でもその一方で、全力で過集中の荒波に揺さぶられ続けるのにいい加減疲れたことも確か。

特に今日みたいにめっちゃ調子が悪い日は、もう過集中を封印して絶好調もないけど絶不調もない、平穏無事な日々を楽しむ方法を模索した方が長い目で見たら良いんじゃないかとか考える。

でもね普通の状態の僕は、社会に君臨していらっしゃる真人間様の30%程度のパフォーマンスしか出せない。

そもそもの話じっと座っているのがダメだし、じっと座っている時は左手で不精ヒゲを常にプチプチ抜いている。そう言えばまだヒゲが生えていない思春期の頃は、授業中ニキビを潰すことでクラスで浮かない程度にじっとしていたな。それでも多分浮いていたけど…。まぁとにかく身体のどこかを常に動かし続けないとストレスで「アァ!」とか叫んじゃう。

そんな状態で勉強や仕事がまともに出来るわけがない。

だから学校でも仕事でも、もう後がなくなるまでやるべき課題を放置してから過集中に火をつけて真人間どものレベルに追いついてきた。

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いわば過集中モードに入れたときは、僕にとって唯一「ヤツら」に勝てる特別な時間だ。ここで無理をしないのはマリオがスターを取って無敵状態なのにその場で立ち止まるようなもん。そこは全力ダッシュして亀やキノコを蹴散らし、連続1UPを狙いに行くべきだ。

僕は過集中に頼らないと真人間どもに肩を並べることさえ出来ないんだから。

過集中は逃げ

会社に勤めている時ってなんだかんだで名刺があるし、根拠なく有意義なことをやっている気になる。極端な例は自己紹介で勤務先と役職を真っ先にいうような人がそれだ。あの手の人間は実際に何を成し遂げたかよりも、立派な肩書きで自尊心を満たしている。

だからそういう人が突然職を失うと、懇意にしていたお客さん、阿吽の呼吸でチームワークが出来る仲間、自分のスキルを体現するのに必要な機材。そんな会社に纏わるアレコレを奪われて自分独りでは何も出来ない「ただの人」に成り下がる。それで人は無職を楽しめず、まるで強迫されたように転職活動を始めまた企業組織に逃げ帰っていくんだ。

ただ僕は会社勤めはもう無理。

お客さんと懇意になれないし、阿吽の呼吸でチームワークできないし、会社の機材より自分の機材で作業したい。っていうかそもそもの話、夜眠れないし朝起きるのがツラすぎる。だから企業組織に頼らずに「何も出来ないただの人」から脱しないと人生あとがない。

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親が理解してくれない、学校に行きたくない、日本企業で働きたくない、日本に住みたくない…。僕の人生を振り返ると、なんか周りに文句ばかり言っている気がする。きっと親も学校も日本企業も日本社会もみんなマ...

無職になってもうすぐ3ヶ月。僕はずっとこの「何者でもないオッサン」になる恐怖心と向き合ってきた。その恐怖に突き動かされるように手を動かし、結果を出せた日は束の間の安心感に浸ることが出来た。

でもそれは心身ともに犠牲にする「過集中」に依存した結果。

こんなんでは持続して同じパフォーマンスを出せないし、毎日にムラがありすぎる。しかも何より過集中後のゾンビ期間と充電日には実質なんの成果も出せないのがモッタイナイ。

無職は時間がある。このチャンスにきちんと基礎から知識を積み上げて、いっときの無敵状態じゃなくてもダラダラ着実に結果を出せるような「真の実力」を養っていくべきなんだろう。

「過集中は逃げ」

今後はこのキーワードで手を動かしていこうと思う。