オワコンなクルマを持たない人生

僕は乗り物が好きだ。特にクルマとバイクと電車が趣があっていとをかし。飛行機?テメーはダメだな。

海外在住の元旅人なのに飛行機が嫌い
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そんなんだから、たまに日本に帰ってくると見慣れない新型車がビュンビュン走っててテンションが上がる。歩道もないくせにやけにカネかけて舗装されたクソ細っこいい道を、よくもあんなスピードでぶつけずに走れるもんだ。それに日本人はみんな車体をキレイにしていてすごいと思う。洗車を怠らないだけでは飽き足らず、なんの効果があるのかわからない巨大なウィングを生やしたり、後部座席をピンクのキティまみれにしたり。来日する外国人にはアレは新手の宗教だと説明している。

僕はこれまで一度もクルマを所有したことがない。

一応まだ日本のマニュアル免許を維持しているし、そういえば国際免許だって持っている。なお、これは「こち亀」の中川巡査が持ってる国際A級ライセンスではなく、警察の免許センターで申し込むと2000円くらいで買える紙ペラ。しかもコレ、実際にこれが効力を発揮して運転できる条約に批准している国は限られるという頼りないヤツなんだよね…。

なんにせよ僕は日常生活で運転するためでなく、運転する必要に迫られたときのためだけに運転免許を維持している。身分証としても優秀だしね。

っていうのも、クルマを所有して運転するってものすごいリスクが高い。今日はこの話を書く。

クルマはリスク

産まれて初めて子供がしゃべった言葉というのは親の記憶に鮮明に残るらしく、それによると僕の場合は「ぶー!」であったという。弱冠2歳で根腐れ日本企業に中指立ててたなら大した逸材だけど、いやいや残念ながら子ライオンししもんの指差す先には高速道路を走るクルマがあったそうな。

そこから一貫して僕は自動車、特に大型トラックとトレーラーに惚れ込んだ。トラック野郎である。

とはいえ2歳児に牽引免許は取れず、もっぱらトミカや偽物トミカをひたすら1列に並べる行為に腐心した。なんでだか知らないけど、同じカテゴリの物体が秩序よく並んでいる状態に変な執着がある。トミカを並べるのもそうだし、大人になった今でもマンガ本とかが順番通りになってないと不快になる。しかも同時に片付けられない性分だからタチが悪い。もし電子書籍が発明されてなければ今頃僕は発狂していたかもしれない。

…そんなことはどうでもいいとして。

じっとしている集中力がなく社会のルールより自分のこだわりを優先させる僕みたいな人間とクルマの相性は最悪だ。

そもそも国内外問わず人身事故を起こすと人生があっけなくかつ完全に終了しちゃうし、もちろん自分自身が事故って死んでしまう可能性もある。実際に日本全国で毎日10人くらいが交通事故でこの世を去っている。毎日10人。今日の犠牲者は僕かもしれないし、加害者は真面目に生きているあなたかもしれない。ヤバいよね。

賞金狙いのプロレーサーならいざ知らず、たかが移動手段ごときに自分と他人の命をかける意味はない。

それにおカネの使い方としてクルマは非常に効率が悪い。

まず納車された瞬間から中古車扱いになり資産価値が下がる。しかもその後キズひとつ付けなかったとしても1年間乗っただけで30%も資産価格が減るのは狂っている。300万円で買ったSUVが1年後には200万円程度の価値しかないんだよ。それに加えさらに保険、車検、ガソリン、高速代。

クルマを所有することは大金払ってリスクを買っているようなもんだ。

ヤバい(=^・・^;=)

クルマと交わらない人生

そうは言っても公共交通機関が不便な地方ではクルマがないと生活できない。これは事実。でもそういう不便な場所にはダサい軽自動車が異様に多い。

アレは事実上、田舎の貧乏人の証になってしまっている。

まぁ高価なブランド品を身につけるより有名Youtuberになった方がモテる時代。今やクルマにステータスを見出すのは、高級腕時計愛好家と同じで特殊な趣味になってしまった。クルマはすでに単なる田舎の移動手段であり、だからこそ近い将来自動運転タクシーに置き換えられるだろう。

交通事故のリスクを取って維持費を負担するより、移動するときだけアプリで呼んだ方が安くて便利だからだ。

そんなわけで僕はお台場のMega WebへわざわざTOYOTAの新型車を乗りに行くくらいクルマが好きにも関わらず、自分で買おうと思ったことは1度もない。なんていうかクルマって動物園のゾウみたいな存在だ。僕は大きい動物が好きだからひとりで動物園に行った際はお気に入りのゾウさんを30分くらい眺めている。とはいえ彼を連れて帰って自宅で飼おうとは思わない。

そんな感じ。

今後も僕の人生とクルマが交わることは無いだろう。