軽度の睡眠障害にアミノ酸サプリ「グリシン」が効く

世界的に筋トレが流行っているのか、あんまり栄えていない国でも都市部のショッピングモールに行けば筋トレサプリの専門店を見かけるようになった。もちろん主力商品はプロテインなんだけど、筋肉増強やら保持やら、本当なのか定かじゃない効能と共にアミノ酸サプリもずらっと在庫してくれている。

だから筋トレ先進国日本ともなればそこら辺のコンビニでプロテイン飲料が売っている。さらに今回帰国したらなんとライザップ監修のサラダチキンが生み出されているではないか。しかも味も悪くない。

ししもん大歓喜である(=^・・^=)♬

というのもプロテインは小腹が空いたときのおやつにちょうど良い。甘い炭水化物で安易に空腹を満たすより、純度の高いタンパク質を補給したほうが発達障害的な衝動・多動が落ち着く気がするのだ。

ADHDに糖質制限がとても効果的だった話

まぁ糖質制限に関しては医学的な根拠が乏しいのだけどね…。それでも、たとえプラセボ効果だったとしても僕は糖質、特にパンと小麦麺を食べると明らかに調子が悪くなる。具体的には自分の身体をずっしり重く感じ、脳みその中に綿を詰められたような異物感が生じる。そのせいか思考力や判断力も鈍っていつもに増してミスや不適切な言動が増えてしまう。

BCAAはブレインフォグを改善し、集中力を高め、夜飲むと不眠症になる

これを脳の霧「ブレインフォグ」と呼ぶらしく、小麦由来のグルテンが原因とする説もある。そしてこの症状に対して僕はアミノ酸サプリBCAAを朝に飲むことである程度の改善を感じてきた。

そういう意味でプロテインに加え世界中でアミノ酸サプリまで手に入りやすくなっているのはありがたいことだ。

万人に効くクスリはない

ブレインフォグに対処するBCAA以外にも、睡眠の質を向上すると謳うアミノ酸には効くものがあると感じている。

例えばシンガポール時代に取り組んでいたトリプトファン。シンガポールで安いトリプトファンサプリを見つけられなかったので、僕は夜に納豆を食べることでトリプトファンを摂取していた。これには確実な効果を感じて、寝る2時間前くらいに納豆を食べておくとしばらくしてじんわり眠気が来る。デパスやフルニトラゼパムみたいな睡眠薬とは違う、マイルドで自然な眠気。これが心地よい。

だから僕はシンガポールでは3パック入りで300円もする「高級食材」納豆を常備していた。

なお、ドンキホーテ。お前だ(=^・・^#=)

進出してきた当初は客寄せパンダとして納豆を投げ売りしたくせに、リャンコートの明治屋が白旗を上げた瞬間に理不尽に値上げしたことは今でも恨んでいる。足元見やがって。

食い物の恨みは恐ろしいのですぞ(=^・・^#=)

朝のBCAAと夜の納豆でトリプトファンをハックして睡眠障害を克服しつつある話

まぁそんなことはどうでもいいとして。

今日の話題はアミノ酸サプリ「グリシン」である。サプリメント大国日本に帰ってきたら、その種類の多さと安さにビックリした。あまつさえ眠れないというと、友達から持て余しているサプリをお裾分けされるほど。

ニッポンすごいぜ(=^・・^;=)

なにがすごいって、睡眠の質に悩んでいない人の方が少ないレベル。それなのにちゃんと向き合ってメンタル系の病院にかかるのにも抵抗があり、安易にサプリに頼る。でも後述するように睡眠導入薬と違ってサプリは簡単には効かないことが多く、なおかつ捨てるのもモッタイナイから家で持て余す。

みんなどんだけストレスを抱えているのか…。

そんなわけで、いただきモノの「グリシン」というアミノ酸サプリをここ2週間ほど試しているんだけど、効くね。僕にはすごく効く。納豆のトリプトファンなんかの比じゃない。風呂にゆっくり浸かったあと飲んで、肌寒い秋の空気で自然に身体が冷めていく感覚を意識すると…ズンっと眠気が来る。

調べるとどうやら毛細血管を拡張する効能があるらしい。それで身体、特に内蔵の深部体温を逃がし、身体を休息モードにするのだそう。だから僕のように足や腹がポカポカ火照って眠れない人向けだと思う。

試しに僕とは逆に足が冷えて眠れないという母親にも試してもらったんだけど、なんの効果もなかったそう(=^・・^;=)

あとグリシンのみならずアミノ酸サプリは空腹時に服用しないと効かない。ありふれたアミノ酸であるグリシンは肉や魚にも普通に含まれている。そんななかグリシンだけ特異的に吸収させようとするならば、夕食が完全に消化された後に飲むのが良い。僕は風呂から上って寝る1時間くらい前に飲んでいる。

実はかつてシンガポールでもグリシンを試した事があるんだけど、暑い環境ではこれほどには効かなかった。身体の熱を効率よく放散させるためには最近の日本みたいに肌寒い秋が丁度いいのかもしれない。

さらにグリシンは入眠にしか効かない印象を持った。途中覚醒。真夜中に1度目が覚めてしまうと、妙な脳のスッキリ感を伴って再入眠できないことが多い。それから2時間くらいかけて夜明けまで薄っすら淡い意識のなかを彷徨っても、頭ボワンボワンで最悪の朝を迎えることになる。

グリシンが効くまでにやったこと

処方箋が必要な睡眠導入薬と比べると、グリシンをはじめ安眠サプリで得られる効果はかなり弱い。今日のストレスや明日の不安がベッドの中で走馬灯のようにグルグルするうちは、僕は精神安定剤デパスを欲したし実際デパスを飲まないと長年ぐっすり眠れなかった。

サプリで睡眠の質を向上させるためには「軽度」の睡眠障害にまで症状を改善する必要があったのだ。

僕はまず睡眠導入剤として何年も頼ってきたデパスを断薬した。最初の1週間くらいは全く眠れなくなるし、デパス断薬にはものすごい苦痛が伴う。でもボアンボアンな頭でもなんとかこなせるレベルの簡単な仕事に転職していたのがまず良かった。それにいろいろユルい南の島に移住したことが根本的に成功に結びついたと言える。

デパスの個人輸入禁止で減薬に挑戦する羽目に

今はその仕事をも辞めて、好きな場所で好きなことだけして暮らす毎日。

ストレスがマジでゼロ。なんの不満もない。人生最高(=^・・^=)♬

発達障害で仕事詰んだら手に職つけて多民族国家へ移住するとラクかも

満足に寝られず安眠サプリも効かないなら重症。その場合はまずはメンクリや睡眠外来に行って、医者と相談しながら自分に合った睡眠導入薬を見つけるのが結果的に近道だと思う。処方薬に頼ってでも安定して寝られるようになったら、そのタイミングでストレスの少ない仕事に転職するのが良い。南国移住もおすすめだ。

サプリで快眠を得るためには、生活からストレスを根本的に排除する必要がある。