なにかにつけて日本企業を目の敵にしているこのブログ。
だってマジでクソなんだもん。外国人実習生を奴隷動労させる国内企業のみならず、海外進出しても現地の人をモノのように扱いあげく現地採用の同邦をも使い捨てにする。アジアが本当に貧しかった時代ならいざ知らず、欧米や中華資本がマトモな労働環境を提供するようになった昨今、海外で暗躍する日系企業がクールジャパンとか言いながら日本(人)の評価を落としている感は否めない。
その「反日工作員」の尖兵こそ、根腐れ日系企業の日本人駐在員である。
彼らは日本本社の顔色ばかり伺い、帰国したら満員電車にゆられるヨレヨレのヒラリーマンのくせに駐在員としての地位と住んでいるコンドミニアムにだけは並々ならぬプライドがある。しかも現地とトラブったらバックレて帰国すればいいと思っているフシがあり、実際2年くらいでお約束どおり消えるから現地語や文化をちゃんと勉強する意思すら最初から無い人も多い。
そりゃ異国に行けば不都合なことなんて山程ある。それでも最初から最後まで現地にリスペクトがないのは実に不愉快(=^・・^#=)
アンチは格好のネタになるものの、とはいえアンチが増えすぎるとやり難くなるのもまた事実。〇〇人女性はブス!〇〇は飯マズ国家!そんな過激な特集をやりすぎて書けることがなくなっちゃった過去ブログ「退職プータイム」が良い例。
ここらでそろそろバランスをとるようなニッポンまんせー記事が必要だ。そう思っていた今日このごろであります。ホントだよ(=^・・^;=)
休み方を知らない
そんな折、僕が海外に出てから初めて仲良くなった日本人の友人から退職の連絡を受けた。
勤続15年目。10年以上にわたる海外駐在員生活の果てに鬱病で退職したDちゃんだ。思えば彼は7年前に出会った頃からウツっぽく、最近なんか寝られないよねって話で意気投合したいわばウツ友ってヤツ。彼から駐在員のよもやま話を聞いた時は、日本本社の意向を伺いながら現地社員との板挟みになる駐在員もラクじゃないんだなって思ったもんだ。
なおその彼は今、ヨーロッパ某国で風邪をひいて寝込んでいる。
頭が働かず仕事に行き詰まって退職したのに、仕事をせずには居ても立ってもいられないらしい。というか何もせず充分な休息をとる方法を忘れてしまっている感じ。それで無理矢理また日本を飛び出したものの、仕事いかんに関わらず異国を旅するのに充分な体力はもう残っていない。それで雪が降りしきる極寒の地で熱を出してしまった。
何もせずに時間を過ごすには技術と練習が必要なんだ。
彼は企業から具体的な使命を帯びて、それに向かって10年以上も海外を走り続けてきた。そりゃ急に、止まれ!安め!と言われても無理な話。そもそも住む場所や付き合う人種まで仕事により制限される海外駐在員という生き方は、趣味や馴染みのコミュニティをも犠牲にしなくてはならない。だから退職して急に自由になったところで、情熱をもって打ち込める対象や気軽に集まれる昔馴染みはもう存在しないのだ。
これは仕事に人生を委ねるリスクといえる。
彼が無事帰国できたら、鄙びすぎて寂れたようなグダグダな温泉に3日くらい籠もって朝から晩まで呑んだくれる会を計画している。
日本の働き方は人を不幸にする
泣く子も黙る超有名な日本企業に務めた友人がこう言っていた。
「あの会社の社員って寿命が短いんです。定年退職してしばらくすると訃報が来るみたいな」
だから給料は確かに良いけど、それは激務により命を縮める慰謝料なんだとか。彼女は今シンガポールの欧州企業で元気に働いている。良かった良かった(=^・・^=)♬
いつまで持続できるのか不安ながら、日銀が円を刷ってばら撒くアベノミクスにより日本の大企業の業績は数字上伸びている。でもそれは低賃金労働を強いられている非正規社員と外国人労働者からピンハネした結果であり、しかも儲かっている一流企業の社員でさえ命を削って働いている。
搾り取れる弱者がいることは資本主義が成立する前提であることは理解している。
それでも搾取が行き過ぎて搾り取れる層が減ることは巡り巡って社会の購買力の低下に帰結する。そのデフレスパイラルを放置して、海外から奴隷を輸入してまでこの病的な産業構造を延命するのは日本の国家価値を毀損する愚策だ。根腐れ日本企業は今後も世界に醜態をさらすのだろうが、誰も幸福にしないビジネスの持続可能性は疑わしい。
逃げられる者から早く逃げた方が良い。列島を出よだ。
あぁ…。結局、日本企業をサゲる記事になっちゃった。関係者の皆様ごめんなさいね。でも三つ子の魂百まで。ししもんは今後もこのままのスタンスでいきますぜ(=^・・^=)♬