海外就職して日本に帰国後も活躍し続ける人にスポットライトを当てる、題して海外現地採用OB/OGインタビュー企画!今回ご紹介するのはシンガポールで3年間働いた後、日本で高校の先生になった星乃雪さん(=^・・^=)♬
…ってもう前に1回登場してるじゃん!そう、彼女は記念すべきこの企画の第1号でございます。
なんだけど、この度なんと中国の大学で日本語教師として内定が出たため、またまた日本を離れ中国現地採用だそう!彼女ほど軽々と国境とか就労ビザの壁を飛び越えていく人も珍しい。ヤバい(=^・・^=)!
「帰国したらタダの人」
これは海外現地採用の多くが心の奥底に抱く恐怖心だと思う。僕とてノマドとして再び海外に出るために奮闘する毎日だけど、その根底にはこのままゆっくりと日本社会に埋没していく不安もある。
このインタビュー企画は、海外に挑戦して日本に戻ってきた「その後の人生」が具体的に見えればこれから海外就職に挑戦しようとする人の恐怖心を緩和できるかもしれない。そして帰国が視野に入りはじめた現地採用が無用な劣等感や不安にかられずに済むかもしれないと思って始めたんだけど、僕自身が帰国組になったときにやっぱり有益な情報だと思う。
同じような境遇の人が何を思いどういう選択をしたのか知ることは、自分も次の一歩を踏み出す勇気になるんだ。
それでは星乃雪さん、よろしくおねがいします(=^・・^=)♬
教育×海外 というキャリア
九州の地元に戻っても毎月脱出するみたいに海外に行っててさ。結局ね、心が日本に住み着くことがなかったわ。
学校の仕事は大好きなんだけどね…うーん、なんだろう。
とりあえず日本的な職場の会話が全然できなかったな。根回しとかお伺いとか、全部すっ飛ばして社長に毎回直談判してたら知らないうちに社内で炎上してた。知らんがな。
あと地元で婚活しまくったのに全然結婚できそうにないの。合コンでフツーに「男より給料高い女はないわー」とか「女は家庭に入るんだからフリーターとかでいいんじゃない」とか。
工場のラインとかガテン系とか、陸と海の運輸とかだね。ホワイトカラーを探すのすら大変だった…。それでやっと婚活パーティーで年下公務員とカップル成立したんだけど、結婚しようとがんばったらシラフのランチで10円単位でワリカンされまして。うーん、と思って勇気を出してツッコんだら「これでも気をつかって支払いが6:4か7:3になるように調整してるんだよね」ってきて。
工学系大学院卒の公務員でした…。というわけで、いや10:0になる日は来ねえのかよ、って私の中で何かが切れてLINEブロックして終わったw
それでもいいよー。
あぁでも。婚活を1年近くめちゃくちゃ頑張っても結婚できなかったのに、就活を始めたら3日で結果出たからもうコレでいいやって思えちゃって。
飲み友達のおじさんに履歴書と職務経歴書送ったら、次の日におじさんの友達に転送してくれて。それでその友達が中国の大学の知り合いにさらに転送してくれたらしく、3日後に中国の大学から国際電話が来て面接みたいな流れになって。それで英語と日本語でしゃべったら就労ビザの手続きの話になった。
女神は前髪つかまないと後ろ髪はない、みたいなやつ。前髪見た瞬間にチャンスはとりあえず掴むよね。
言われてみればそうね。
目下の悩みは現職の学校法人に退職願出したら理不尽に引き留められたりウンザリするんだろうなってこと。そもそもボーナスもらってから辞めますって言わないと理由つけて支給されなそうだし、全然使えてない有休を消化して最終月にほとんど職場に行かないと、そのまま最後の給料が振り込まれなそうな雰囲気…。
ししもんに日本企業はクソって笑われたけど、ホントそうだよなと思った。
社員
「12月末で辞めます」上司
「お前はかけがえのない存在なんだよ…」
「来期にお前の昇格を考えてたんだよな…」
「○○部長も、お前をだいぶ評価してたぞ…」
「給与金額なら何とかできるように考えるから…」
「問題があるメンバーがいるなら、配置転換とか…」社員
「もっと早く言えよ」— ブラック企業アナリスト 新田 龍 (@nittaryo) November 21, 2018
会社は優秀な人から辞めていく。
逆にいうと、弱い人ほど辞められない。
すぐ会社を辞める人=忍耐力がないと思われがちだけど、
でも本当は、優秀な人ほど決断が早いから辞められるんだ。
挑戦する気持ちがあるなら、早く決断して新しい場所に移るべきだよ。
辞めることは何も悪いことじゃない
— ゆり@経済的自立 (@iionna_business) November 22, 2018
こんなつぶやきに激しく共感してる今日この頃。
うん、経歴に専門性を追加してもらった今の仕事には超感謝してる。未経験でいきなり日本語教師させてもらえたから実務経験がついた。
シンガポールで現地採用だった時はサービス業だったからね。今回はスペシャリストになって専門性つけて海外で働きたいとおもって。日本語教師っていう仕事はめちゃくちゃ面白くて、コレはプロフェッショナルになるまでやりたいと思えた。シンガポールの接客業は出来るからやってただけで、極めたいとかなかったから。
中国の大学はぶっちゃけ給料良くないから今より額面は下がるけど。でも高校教師から大学教師はランクアップに見えるし。あと微妙に社宅みたいな家が無料っていう。
うーん。中国は好きでも嫌いでもないからな。契約期間を終えたら経験を引っさげて好きな国で日本語教師やろう!という前フリの段階ッス!今ってちょうどオリンピック需要と人材不足で日本語教師の待遇もだいぶ良くなってきたらしいよ。
うん。
でも今の仕事にも基本感謝してる!!!日本で働かない!という覚悟をつけさせてくれたという意味で!!
住むのはいいけど、もう働かないw 日本でならフリーランスになる!あと1年は現職で耐えようかなーと思ったけどチャンスが到来したからノッて来る。日本で上手いこと結婚もできなかったしぼちぼち国際結婚でも目指すかな。
小ネタに尽きない自分の人生が面白いから、おおむね満足している😋
海外就職は婚期を逃す!?
僕がシンガポールに6年住んでいた間にも寿帰国とか婚活帰国する人がチラホラいた。ちなみに全員アラサーの女性。
シンガポールみたいな先進国は就労ビザの取得条件が厳しい。だからそこに住めている日本人はそれを満たすだけの学歴と年収があるわけで、それなりにちゃんとしている人が多いハズ。まぁししもんみたいな例外はあれど…。あと、シンガポール人は人口あたりの億万長者が世界トップクラス。だから日本人女性は海外でそれなりにモテるし、玉の輿に乗るのも夢じゃないかもしれない。実際それ目当てで現地採用を目指す人もいると聞く。
でも三十路をすぎると帰国するたび親が目に見えて縮んでいく。いつまでも夢ばかり追っていられない、もう若くない…という切迫感が毎年ヒシヒシと重くなってゆく。お気楽な僕でさえそうなんだから、出産を望む女性が海外キャリアとの板挟みにどれだけ悩むのかを考えると切実だ。
そんなわけで故郷で地に足の着いた婚活をすべく帰国を選んだ女性は少なくない。でも風のうわさで聞くに、実際ご成婚に至った人はあまりいない。
それはたぶん、価値観が海外基準になってしまい「日本の常識」に素直に従うのがバカらしくなるってのがある。例えば女は家庭に入り家事と育児に責任を持つもんだと言われても、場合によっては旦那よりキャリアがあって稼げるわけで、それなら家事代行サービスとか頼んで共働きした方が合理的だろう。ところがそういう提案をすると義実家からジジイババアが乗り込んできて説教される的な。
昭和脳はまじでクソ。バルス(=^・・^#=)
海外就職は婚期を逃すとよく言われるけど、それは視野が広くなり合理的思考が身につくからじゃないかと僕は思っている。
でも帰国後に思い通りにならなくても、歩みを止めず次に進み続ける星乃雪さんはやっぱすごい。特に見習う点は、上手くいかない部分に固執せずに得意な分野で結果を出していくところだ。あと選り好みせずに特に思い入れがない中国に挑戦しちゃうところが彼女らしい。そんな星乃雪さんのブログも要チェック!
https://hoshinoyuki.com/
さらに気になる男子にはチャンスだ!海外に興味あって10:0で奢れる男子諸君はぜひ中国に飛ぼう(=^・・^=)♬