うつ病で無職になったら実践すべき3つの習慣

僕がこんな長いこと無職になるのは人生で2回目。だからいろいろと不安はあれど7年前に1度通った道なのでもう開き直っている。

とはいえ前回の無職状態と違うのは、心も身体も元気なこと。

これはめっちゃデカくて、今は終わらない夏休みって感じで毎日楽しい。興味の赴くまままに大型書店をぶらついて目についた本を手当たり次第読んだり、日本滞在時間を気にせず酒瓶片手に鈍行列車で小旅行。そして何より海外暮らしで満足に会えていなかった友達とのんびり公園でキャッチボールとか出来る。

でも7年前はウツで身体が重すぎてそもそも満足に動けなかった。まぁそれが原因で無職になったのだから当たり前だけど、頭も働かずベッドから起きてトイレに行くのさえままならないまさにただ生きているだけの存在。

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そんな時、間違いなくやらなくちゃいけないのは「寝まくること」だ。

うつ病は脳という臓器の病気である。胃や肝臓みたいな臓器が病気になったら入院しなきゃとか休まなきゃって思うのに、なぜか脳が病気になると縮んでいく将来の可能性に焦ってさらに脳を酷使しがち。でも不調なまま無理矢理なんかやろうとしても大抵上手くいかない。それに身体がちゃんと動かないレベルに精神を病んでいるのに、無理して動き回ると事故って怪我したり他人を巻き込んでしまう危険すらある。

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うつ病になったらとにかく寝まくって、医者や薬のチカラも借りつつ脳という臓器をまずは回復させるべきだ。でも充分な睡眠を取りつつも、闘病中にやっておいて良かったこともある。

そこで今日はうつ病で無職生活を送った僕が、その間にやっておいて良かったことと、あの時やっとけばと後悔していることをご紹介する。

生活リズムを乱さない

毎日好きなだけ寝て好きな時間に起きるられるのは無職の特権と言える。それに前述の通り、寝ることは僕にとってうつ病から回復する特効薬でもあった。

でもだからといって生活リズムを乱すのは良くない。

僕は朝起きられない夜型人間だから、会社を辞めたら一撃で昼夜逆転の生活になった。いや、違うな。確かに意識の上では夕方起きて明け方に寝る感じだけど、その実1日中ずっとボヤっとして起きているんだか寝ているんだかわからない感じ。そもそもずっとベッドに横になっていて、充電ケーブルを挿しっぱなしのスマホを手にとって集中力が切れたらまた目を閉じる。これを24時間繰り返していた。

そんなメリハリのない日々はうつ病の回復に寄与しなかった。

だからツラくとも昼間はちゃんと起きていて昼寝も気合で我慢、そして日付が変わる頃まで眠くならない場合は処方された睡眠薬に頼ってでもとにかく朝まで継続して寝る努力に切り替えた。問題は睡眠薬が翌朝も血中に多く残っていて午前中はとにかく眠くてダルいこと。この午前中の睡魔を乗り越えるには相当強い意志が必要で、僕は30分くらい歩いて公園で酒を飲む習慣をつけて夜まで寝ないようにしていた。

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それでちゃんと朝起きて夜に寝る生活リズムを安定させると、徐々にうつ病的な不調が回復してきた。さらに日中にちゃんと起きているので比較的元気な日は気の許せる友達と会うことも出来る。これで廃人としての後ろめたさが軽減したのも良かった。

歯磨き

歯磨き。これは僕がうつ病闘病中にやらずに後悔していることだ。

うつ病廃人もいちおう人間なので、腹は減るし喉もかわく。それにトイレに行くのがダルいからといってベッドで漏らすわけにもいかない。こういう欲求段階の低い行動は、精神を病んでもなんだかんだちゃんとやる。1日カップ麺2個とかだけどね。

でも風呂と歯磨きは会社を辞めたら一撃でやらなくなった。

僕はそれで歯をボロボロにしてしまったのだ。その後回復して海外に出る決心をしてから、週2で歯医者に通い気合で全部治したものの、歯っていうのは一度ダメにすると治療したところからまた虫歯になる。さらに海外で歯科治療はめちゃくちゃ高額で、あまりに高額すぎるからか安い医療保険だと補償の範囲だったり。さらに今後歳をとっていくにあたり歯槽膿漏みたいな歯茎の病気にもなりやすくなると言われる。

あのころ寝る前に1日5分だけ頑張って歯のケアをしていればと悔やむばかりだ。

スキルを1つ追加する

うつ病で会社を辞めて朝に学校へ通う子供らなど見ると、どうしようもない焦燥感に苛まれ息が詰まる。あんな小さい子でさえ毎朝行くべき場所があり、社会にやるべきことがある。

それなのに僕ときたら…。

実際今まで会社組織に属しているから「仕事」を出来る気になっていたけど、いざ自分ひとりになると換金できるスキルなんて何もないように感じるもんだ。プログラミング…素人に毛が生えたレベル。対人スキルが無いから接客なんて初日でクビだろう。夜型だし深夜の長距離トラック運転手とか…体育会系だろうしADHDだから事故って死ぬな。集中力と注意力がないから工場のラインなんて最も向いていない仕事だ。

ウツで働くことに挫折したってことは、今現在持っているスキルでの戦いに破れたとも言える。このまま同じ武器で再び参戦しても負けそうだし、実際再就職を目指すなら病歴を隠して会社を騙すか障害者枠で労働力を叩き売るしかない。それで幸せになれる気がせず履歴書を書く手が止まる…。

もう僕できる仕事なんてないんじゃないか…。

そう、今持っているスキルだけで戦うならば。

ここは無尽蔵にある無職の時間を活かして1つスキルを積み増そう。僕の場合は海外に出たいという思いが燻っていたので、英語を積み増してシンガポールに活路を見出すことが出来た。今後僕が日本でまた食いっぱぐれたら、危険物取扱者免許を取って深夜のガソリンスタンドでアルバイトしようと考えている。これでも有機化学専攻なので過去問を見る限り資格試験は突破できそうだし、深夜の資格職なので時給も結構良い。それにあまり客がこないガソリンスタンドの深夜バイトはラクと聞いた。

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今持っているスキルだけに固執せず、そこに現実的なスキルをちょっと積みます。ITスキルに英語、工学部卒の学歴に専門資格、みたいな感じ。するとシナジー効果で可能性がぐっと広がる。

まずは規則正しくたっぷり寝て「興味」とか「趣味」みたいなプラスの感情が戻ってきたら、せっかく持てあましている無職の時間を生かしてちょっとしたスキルアップをやっておこう。きっと次の人生を消去法ではなくプラスで選択出来るようになる。

ししもんはこの記事にたどり着いた読者の幸福を願ってるよ(=^・・^=)♬