疑似科学のテーマパーク岩盤浴はテレビがないサウナとして優秀

パワースポット、パワーストーン、パワーヨガ。なぜ女性は三十路を過ぎるとスピリチュアルにハマるのだろう。パワーが足りないのかしら(=^・・^;=)

その昔シンガポールでスポーツジムに通ってて、僕もそこで初めてパワーヨガをやってみた。超ムキムキのインド人がしなやかにポーズをとってて、しかも彼はどうやら男性インストラクターの彼氏っぽく、そんな人間観察は面白かったな。

でもまぁ僕はというと身体が硬すぎて死体のポーズしか出来ないし、それであまりにもダルすぎてビールもってったら怒られたから辞めた。こりゃししもんジムでビールヨガを開祖するしかない!と思ったんだけど、もう存在するのかい(=^・・^;=) なんだよ、ビール飲みながらヨガやって良いんじゃん…。

でもヨガってヤツは純粋にスポーツというだけじゃなく、その心構えや効能がいちいちスピリチュアルなんだよね。別にチャクラという概念を持ち出して謎の潜在能力を引き出さなくても、普通にストレッチして健康になりましょうじゃダメなのか。

同じことが岩盤浴にも言える。

溶岩石、トルマリン、麦飯石、ブラックゲルマニウムに北投石。普通に身体を温めて健康になりましょうで良いのに、パワーストーン好きな女子が喜びそうな謎の鉱石をもちだして謎の効能を謳わなくてもいいじゃん。しかもこの北投石に至っては国の天然記念物に指定されている。まさか盗掘したんじゃなかろうね(=^・・^;=)

そもそもの話、本当に存在してちゃんと身体を温める「遠赤外線」に、マイナスイオン、活性酸素、ブラックゲルマニウム、放射線、天然酵素みたいな「スピリチュアル物質」を抱き合わせで推すから胡散臭くなっちゃうんだよ。あと活性酸素を取り除くと謳われた岩盤浴部屋のすぐ隣に「高濃度酸素水」と書かれたウォーターサーバーが設置されていたり、増やすのか減らすのかせめてどっちかにしてほしい。一番ウケたのは「ゲルマニウム大量発生中!」ってやつ。質量保存の法則にバグを見つけたらノーベル賞が速達で送りつけられるレベルだ。

スピリチュアルにエナジーリファインしてヒーリングとデトックス効果!岩盤浴は市井で花開いた漢の楽園サウナ文化を女々しく劣化させたもの。ワシは長らくそう思っておったのだじゃが…。

岩盤浴初体験

思えば人生初の岩盤浴はシンガポールでだった。

東南アジアにはSPAっていう業態がある。日本でいうエステに近いサービスがほとんどなんだけど、国によっては性風俗店である可能性も多く、僕は出来るだけ近づかないようにしている。でも友達がFacebookで拡散した情報によると、シンガポール郊外にオープンしたそのSPAにはなんと日本直輸入の岩盤浴を備えているというではないか。

当時はまだ湯の森銭湯も進出しておらず、風呂好きししもんの風呂フラストレーションはMAX。

でもGoogleストリートビューで見るとなんてことないショップハウスの個人店って感じ。性風俗店である危険はないものの、逆にフェミニンすぎてどう考えても男が独りで入れる雰囲気じゃない。それで情報源であるFacebook女子を拝み倒して一緒に行ってもらうことにした。日本では男女別に裸で入る施設もあれど、海外でこの手のサービスは水着か作務衣みたいなのを着て混浴が多いんだよね。まぁ混浴っていっても同じ部屋で男女別にエリアが決まっているみたいな感じだけど。

感想としては、ぬるい(=^・・^;=)

これなら赤道直下の外気の方が熱いんじゃないかってレベル。だからか客は僕らしかいない。確かに日本直輸入ってのは本当なんだろうけど何かが間違っている。230Vのシンガポールの電圧に対応して無くて開店早々ぶっ壊れちゃったのか。スタッフは「ごめんね、いまスイッチ入れたばっかりで…」っていうけどもう夜の20時である。おいおいおいお(=^・・^#=) しかも無くていいのに入浴後のスピリチュアル天然酵素ジュースまで日本から直輸入しちゃったみたい。

その岩盤浴SPAをこのブログを書きながら今調べたら、あぁやっぱり潰れちゃったっぽい…。たとえ着衣でも男女混浴はシンガポール文化に馴染まないのか。

と思ったら、オーチャードにもっとでっかくてちゃんとしたのがオープンしてんじゃん(=^・・^=)!すげぇ今度行こうっと。やっぱ湯の森銭湯の盛況ぶりを見るとシンガポールの人たちにも風呂好きが多いんだと思う。そういう意味で僕としては昔ながらのセンバワン温泉をバケツ足湯にしておくのが勿体無い。湯の森にも対抗できるシンガポール流のSPAリゾートにしたら楽しいじゃないかな。

シンガポール人すら行ったこと無いセンバワン温泉に入り浸ってる話
シンガポールにあるスーパー銭湯「湯の森」がとても気に入って日参していたのだけど、一回4000円近くするのでお財布が軽くなってきた。そして先月、勢い余って10万円もするイヤホンをポチってしまってトドメを刺された。もう無理。通えない。でも風呂は

岩盤浴はテレビがない静かなサウナ

そんな思い出話はどうでもいいとして。

シンガポールの初体験で岩盤浴の印象は地に落ちたんだけど、昨日ししもんは三十路男3人で仲良く岩盤浴に凸って来た。

中央線で週末登山に出かけた帰り道、駅チカのスーパー銭湯に寄ったら岩盤浴がセットで付いてきたんだよね。そしたらタダなのに入らないのは損じゃん(=^・・^=)♬

元々僕はサウナが大好きで、どのくらい好きかというとロウリュを体験しにわざわざ名古屋の有名店まで遠征するレベル。

発達障害に効くと噂のサウナ。ウェルビー栄店でロウリュを体験してきた
最近サウナがアツい。 いや、もちろんサウナは熱いんだけどそういう意味じゃなくて、僕が尊敬している社会で生きにくそうな人たちが、最近次々とサウナについて情報を発信しているのだ。 まずは、つい...

ロウリュってのはサウナの焼石に水をぶっ掛けて、発生した高温の水蒸気をスタッフさんにタオルであおいでもらい身体に吹きかける儀式である。熱波と呼ばれるその水蒸気は100℃にもなり、これにさらされると全身の汗腺からぶっ壊れたみたいに汗が吹き出す。その後水風呂にザブンした後の爽快感といったら無類である。

これはいわゆるサウナトランスというヤツ。

まぁ超絶心臓に悪そうな行為なんだけどね。でも得てして癖になるほど気持ち良いものは健康に良くないってのが世の常。ただし無職は癖になるけど健康に良いよ(=^・・^=)♬

で、久しぶりに入った岩盤浴なんだけど。正直めっちゃ良かった。

岩盤浴の部屋に入った当初は「あぁやっぱぬるいよね」ってガッカリしたんだ。潰れちゃったシンガポールの岩盤浴もサウナと比べてぬるかっただけで、岩盤浴ってのはこんなもんなんだろう。所詮はスピリチュアルで女々しい劣化サウナさ…。でもしばらくするとじんわりと全身が温かくなってきて「あぁこれって眠りに落ちる寸前の感覚じゃん…」という意識を最後に、友達に起こされるまでおそらく30分くらい眠りに落ちていた。すっごい深くて気持ち良い眠りだった。

しかも心臓に負担がかかってない感じがたまらない。だからオーバーヒートした身体を冷やすために水風呂にはいる必要もない。それから休憩を挟んで1時間以上も2種類の岩盤浴を満喫して、家に帰ったらバタンキュー。朝まで10時間くらい途中覚醒することもなく眠り続けることができた。

今ではすっかり岩盤浴のファン(=^・・^=)♬

サウナと違って何がこんなに効くんだろう。やっぱりブラックゲルマニウムでエナジーリファイン!スピリチュアルにヒーリングとデトックス効果!なんだろうか(=^・・^;=)

まぁ完全に洗脳されてしまったのでトルマリン原石をAmazonしようかという勢いなのだが、とりあえずあそこまで深くリラックス出来たのはテレビがない静寂な空間だったのがデカい。サウナの唯一欠点を挙げるなら、ほとんど例外なくテレビが設置されていてクソどうでもいい情報を垂れ流しているところだ。これに意識を持っていかれて自分の体調と向き合えないばかりか、頭の雑念を掻き立ててリラックスを妨げる。

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去年帰国した時は、日本のテレビや新聞は有毒の蟻「ヒアリ」についてパラノイア的に報じていた。それなのに今回の帰国ではヒアリのヒの字も無く、アメフトの危険なタックルについて日大関係者を火炙りにするばかり。...

僕は地上波テレビは百害あって一利無しのゴミだと思っているんだけど、もうね、健康という意味でもテレビは害でしか無い。テレビを見たら負け。そして疑似科学のテーマパークみたいな岩盤浴だけど、テレビがないサウナとしては超優秀だった。みんなテレビを捨てて岩盤浴に行こう(=^・・^=)♬