胃腸が弱く肩やスネが凝る不眠症には胃薬と湿布が良い感じ

東洋医学ってなんとなく胡散臭い。

足の裏を刺激してなんで内臓の調子が良くなるのか。もっと直接内蔵を刺激するならいざ知らず。それに気血とか経絡みたいな想像上の概念を持ち出して健康状態を説明するのも非科学的だし、これだけ科学が進歩しているのにこうした概念や効能を最新の理論で検証しようとしない。東洋医学の胡散臭さはここにある。

ところが東洋医学のお膝元である中華文化圏には、むしろ化学物質に依存した西洋医学の方が胡散臭く、歴史があり自然の生薬を活用する東洋医学のほうが信頼できるという人が多いことに驚いた。実際、中医と呼ばれる漢方クリニックが街に自然にあるし、中国人爆買いの対象である「神薬」のリストにも、どことなく漢方的な製品が目立つ。

世界中に広がる中国語文化圏の威力と魅力
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そんなこともあり僕は興味を持って中医の門をたたいてみた。

固定観念が激しい性格であることは自覚しているけど、だからこそ自分と真逆の価値観に触れるのは面白い。ダメだったらダメだったで、ここでディスればおカネにもなるしね笑

僕が行った中医では、まず両手首の脈を見る。それから問診。熟睡できないこと、肩こりが酷いこと、酒を止められないこと。ウツ歴と、子供のころから不眠ぎみで今もずっとチックがあること、昔はてんかん発作が出ていたこと。そんな長年の困りごとを、僕の英語と拙い中国語で伝えられる範囲で伝えた。

胃が疲れていると肩がこり眠れない

「あんたは脾臓が良くないね」

はい(=^・・^;=)? あの、食べたくなるヤツですか?

「脾臓ってのはガチの臓器じゃない。でも脾臓が悪いと胃や腸の調子も崩れるんだ」

あっちょんぶりけ(=^・・^;=) 意味がわからないよ(=^・・^;=) 僕の不調に関係ありそうな内臓を中国語と英語でなんていうのか暗記していったのに、まさかの脾臓は予習してなかったわぁ。筆談で事なきを得たけどやっぱ漢字って偉大だ。なお、僕の中国語がダメダメなのは自明としても、センセの英語も実に微妙だった(まぁ実際、英語で専門的な中国医学を語るのは難しそうであるが)。

さてさてそんなことはどうでもよくて、中医のセンセの診断をまとめるとこんな感じっぽい。

僕の脾臓(概念)は弱く調子が良くない。そうすると胃腸(ガチ)の活力が下がり、肩がこる(超飛躍)。さらにその脾臓の不調は巡り巡って心臓(概念)に負担をかけ、これが不眠の原因となる(超超飛躍)。だから調子を整えるには脾臓を元気にする必要がある。

うーむ(=^・・^;=) 胡散臭い。でも僕の疑念を読み取ったのか、次の瞬間センセは僕の右スネをギューっと指圧した。

「ここも、凝るだろう。脾臓が弱いとここが疲れるんだ」

その通り(=^・・^=)! センセに指圧されたポイントは、わざわざ申告しなかったものの、僕が長年コリに悩まされてきたポイントそのものだった。スネが凝るなんて普通じゃないし、きっとO脚なのが悪いんだろうと決めつけていた。そしてたまに風呂上がりにゲンコツでガンガン刺激する感じ。それを見事に言い当てられて、僕のセンセを見る目は変わった。

「とりあえずココに針を打って、体調に合う漢方を出しておこう」

この針治療が実に気持ちよかった。スネと肘付近の腕に左右4本打ったんだけど、不思議なくらい全然痛くないし、神経繊維を直接引っ張られているような強烈な感覚が肘から手へ、スネから足先へ伝播していく。そして針治療が終わったあとは、心なしか肩とスネのコリが軽減したような…。

そんなわけで、とりあえず中医クリニックに行ってみて良かったと思いつつ帰路に着いた。でも処方された漢方薬があまりに高額だったため(予想していた)調剤される前に先手を打って断った。

胃薬と湿布薬で快眠

要するに胃が疲れていると肩やスネが凝こって眠れないってことか(=^・・^=)!

センセの説明を頭の中で反芻するうち、僕はこの結論に至った。多分、脾臓(概念)とか心臓(概念)っていうのは、その身体の繋がりをなんとか体系づけて「理解」するためのネタなんだな。だからその「理論」をブラックボックス化したまま効果だけ得るなら、諸悪の根源である胃の不調と身体の凝りをなんとかせよってことだ。

ってことは胃薬を飲んで湿布を貼ればよく寝られるんじゃ(=^・・^=)!

これは僕にとって世紀の大発見であった。センセ、謝謝謝!となると次に必要なのは胃薬と湿布薬なんだけど、そこはあえて中国4000年の歴史をマルっと無視して、親魏倭王卑弥呼から2000年にも満たない我が国日本の叡智でなんとかしたい。そう考えた時、僕の頭に浮かんだのが中国人爆買い神薬リストの太田胃散とサロンパス。たとえマルっと無視してもやっぱ困ったときの中国頼みである。

まず床に就く直前に太田胃散を飲んで、ベッドに腰掛けて湿布薬を貼る。場所は首筋と肩甲骨、腰の両側、骨盤と背骨のつなぎ目、そしてスネ。サロンパスって手に入る国ならどこでもそんな高くないので、部屋が湿布臭でムンムンになるまで欲望の限り貼りまくる。

これが快眠に効くんですよ。

まず寝付きが良くなる。もちろん深夜に途中覚醒しちゃうんだけど、そんな時も再入眠にかかる時間が短くなった。そして何より、目覚めた時に身体の凝りが少なく、あと胃がスッキリしていることで疲労が溜まっている感が軽減される。

ただし、これは「脾臓(概念)」が弱い僕の体質での話。万人に効果があるとは思えないけど、胃腸に問題を抱えて肩やスネが凝る人が寝られない場合は試してみる価値があるんじゃないかと思うよ(=^・・^=)♬