昼に起きて思いつきで近所の銭湯に行ったら幸福になった話

ノマドの朝は遅い。いや、起きてるんですよ(=^・・^=)!8時には起きてる(=^・・^=)!

でもそこからが長い。

なんかさ、寝起きのぼーっとチカラが入らないような時間って幸せじゃん。二度寝しようかどうしようか悩んでいるフリをしているものの、悩んでいる時点で二度寝する気満々みたいな。そこで仕事という足枷が外れたならば、もう布団という深海に沈んでいく自分を制御する余地はない。

しかも、寝てるんだか起きてるんだかわからない時間の創造性って意外と高くて、なんていうか社会規範を司る前頭葉に血流がいっていないような、無責任で型にはまらない半ば酔っ払ったみたいな考えが次から次へ浮かんでは消える。突発的な惰眠とともに。この時間の荒唐無稽な思いつきを睡魔に負けずに文章に出来たら、即刻プロブロガーになれそうだったり(なれなそうだったり)するんだけど。

でもいい加減に起きなきゃいろいろマズいだろって時間になって、いざ布団の呪縛から解き放たれると、残念ながら僕の頭に残るのは実に庶民的で退屈なアイデアだけなんだ。

そうだ、銭湯に行こう

そうだ、銭湯に行こう。

銭湯の経営者って朝が苦手な人が多いんじゃないかな。投宿している街で近くの銭湯を探すと、ちょうど僕がモソモソ起き出すような時間から営業開始するようなところが都道府県を問わず多い。朝が苦手な夜型サラリーマンに人権は確実にないけれど、朝が得意な朝風呂派にも日本ではあまり人権が認められていないのかもしれない。日本人の人権とは(=^・・^;=)

ま。そんなことはどうでもよくて、馴染みがない街で一番風呂を頂戴する光栄である。

そんなゆるいノリで昼過ぎに僕は近所の銭湯までビール片手に散歩がてら出かける。厳密には泥酔者は入湯しちゃいけないっぽいんだけど、それなら龍を背負ってるおっさんとかも排除すべきだし、ってかそういう細かいことにいちいち目くじら立てる人はあまり銭湯の文化に向かないんじゃないか。

それは正しいっぽく、明らかに酒臭いのに止められたことはないし、むしろ手に持った空き缶を捨ててくれたり、銭湯のホスピタリティには計り知れないところがある。

まぁ、それはさておき。

今の銭湯って塩素臭いんだよね。循環式でレジオネラ菌が問題になった影響だろうか。これは本当にダメだと思う。せっかく風呂に行ったのに家に帰る道すがら自分の身体から塩素の匂いがすると絶望的な気分になるものだ。もはや銭湯にいったのかプールに行ったのかわからないレベル。

でもね。

僕が銭湯に行く目的はぶっちゃけ湯船ではなくサウナだ。だから湯船がいくら塩素臭くても基本的に問題ない。

サウナと健康は関係ないんですよ

サウナの何が良いんだかわからないという人がいる。僕も大人になるまでそうだったから、そういう人の気持ちは良く理解できる。しかも時に100℃にもなるあの熱気に耐えたところで、実は健康に良いんだか悪いんだかちゃんと立証されていないという胡散臭さ。

日本で初めてサウナを体験した(させられた)シンガポール友人が「これはどう健康に良いんだ?」って質問してくるもんだから、よくわからないし確実に心臓には良くないだろうねって正直に言ったら即刻出て行っちゃった。

まぁそうだよね。

僕だって水風呂にザブンしたあとでサウナトランスを楽しんでいる時に、心臓と脳の血管がヒーヒー言っている気がしてならない。風呂に毎日入る老人は長生きみたいなガッテンな俗説も、きっと風呂くらいで死ぬような老人はそれ以前に死んでいるみたいな淘汰が働いた結果なんじゃないか。

でもさ、銭湯のサウナって塩素臭くないし。湯船より良いもんだよね?ねっ(=^・・^=)♬

あと、そもそもの話。サウナは健康に良いから入るもんじゃないんだ。ってかむしろ、酒にしろスティーブ・ジョブズが若い頃に傾倒していたお薬にしろ、この世の気持ちが良くなるもんはたいてい健康に悪いようにチューンされているんさ。これが経済学で有名な神の見えざる手ってやつ。

そんなわけで。サウナトランスから無事生還を果たし、ここから昼寝して僕の1日が始まる。まぁ安定はしてないけどさ、満員電車でこれを読んでいる皆さん、こんな人生も悪くないっしょ?

こっちにおいでよ(=^・・^=)♬