空気を読めないフリーランスにオランダ移住ってどうだろう

実は先月からしれっと日本に一時帰国しておりまして。もっぱらカプセルホテルに長期滞在しつつ、コワーキングスペースに「出勤」して、夜はサウナ三昧という暮らしをしております。カネを使うだけの立場なら日本最高(=^・・^=)♬

それにしても、日本のコワーキングスペースってやたら名刺をもらう。

ぬるま湯フリーランスの僕は、営業活動を一切しないまま食えるようになってしまった。だから名刺なんて持ってなくて気まずい。今後もできれば持ちたくないけど、やっぱ作っといた方がいいのかな。なお、2013年に僕がデザインした名刺はこんな感じだ。

色鉛筆で手書きしたデザイン。実に味がありますね。そしてこの当時、まだ「ししもん」のキャラはこの世に存在しなかったんだ(=^・・^;=)

とかまぁ書きたいのはそこじゃなくて…。

今日名刺をもらった女性は、まだ20代なんじゃないかな。フリーランスで営業や婚活のコーチングをしているらしく、噂によると元スッチーらしい。スッチーって死語だな。彼女の肩書はスマイリスト。スマイリストが微笑んで職業になるなら、じゃあ僕はグータリストとして寝て暮らしたいぞ。

相手が若くて美人だったこともあり、とりあえず粗相をしないように、ザワザワした空間から相手の声だけを一生懸命聞き分けて、不快にしない返答を繰り出すよう頑張った。オフィシャルな初対面がとにかく苦手なだけに、頭真っ白でよく覚えていないけど、少々しゃべりすぎた感があるけど、とりあえず頑張ったんだよ、僕なりに。

ところがさっき宿に帰ってポケットでグシャグシャになってた名刺を見直すと、何やらすごい珍しい名字の人じゃないか。僕ときたらスマイリストの肩書までで情報を追うのを止めてしまい、名刺をもらったのに名前すら確認しなかったわけだ。学生時代に板書取れなかっただけあって、文字を追いながら話を聞くというマルチタスク機能が僕にはない。それにしても相手の名前くらいは、さすがに確認すべきだろう。

後から会話を思い返せば、彼女は「お名前なんとお読みするんですか」の一言を待っていたんだ。振り仮名を付けていないところからも、きっとそっから会話を発展させるつもりだったんだ。スマイルだけじゃ全然伝わらねーよ(=^・・^#=) ハッキリ「アタシの名前なんて読むでしょーか!」くらい言ってくれなきゃ…。

その昔、ホリエモン社長がテレビに出る度に破茶滅茶なキャラを晒してライブドアの株価が下がるという現象があった。この世には下手に営業なんてせず淡々と仕事だけしてた方が業績につながる、人前に出ない方が良い人間もいるんですよ。

やっぱししもんに名刺なんて要らね(=^・・^#=)

言語文化と安楽死

シンガポールの米系企業をクビになり、住所不定の放浪生活を始めてから1年が経とうとしている。情報の整理が苦手すぎて、名古屋に行きたいのに東京着の飛行機を買ってしまうようなミスは日常茶飯事ながら、まぁそういうのが旅の醍醐味でもあるわけで、それなりに楽しい毎日だ。

でも、このままずっと、どこにも住まず、固定の人間関係を一切築かず、一生根無し草を続けるのか。健康保険や年金制度みたいな国家サービスに頼れない状態で、このまま歳をとったらどうなってしまうのか。

最近そういう不安がふと頭をもたげる。

思えばシンガポールはとても居心地の良い国だった。そこで出会った人たちも、僕の至らぬ点を込み込みで親しくしてくれた。ビザが厳しいシンガポールにフリーランスじゃ住めないけど、地球のどこかに安住の地を探す努力をすべきなんじゃないか。

オランダだな(=^・・^=)♬

こういう直感的、刹那的、衝動的決断で、毎回名古屋に行きたいのにうっかり東京便を買ってしまうのだけど、オランダ移住計画に関してはそれなりに根拠を述べることが可能だ。まずは「英文Eメールハンドブック」から抜粋した、このグラフを見てほしい。

各国の人々が、どうやって自分の考えを表現するかを示したこのグラフ。縦軸はコンテクストの濃淡。上に行くほど共通前提に頼らず、相手が何も知らない体で話す文化。それに対して下に行くと、相手が自分と同じ常識や基本的な知識を持っていることを前提に、情報や感情の伝達を端折る文化。「それヤバい」と言えば「ヒドい」意味なのか「スゴい」意味なのか、その場の雰囲気で判断しなくてはいけない。日本はダントツで下に位置する。

横軸は、相手を否定する内容を、どうやって伝えるか。左に行くほど「お前はここが全然ダメ!」と直接的に指摘して良い文化。右に行くほど「それってチョイ微妙じゃね?」みたいしか言ってくれないのに、陰で悪口言われたりあからさまに不機嫌な態度で示される日本的な文化。

そう、僕が生きにくさを感じる日本は、この広い世界で最も「曖昧で間接的な」言語文化を持つ国なのだ。

と、なると。日本で生き難い僕にとって安住の地たり得るのは、このグラフで日本から一番離れた国の可能性が高い。それは前提からハッキリと説明する言語文化を持つ、オランダやドイツなのでは。そしてここ数年、ドイツよりフリーランスでビザが取りやすいと言われているのが、オランダなのである。

もうひとつ、オランダが魅力的な理由が、医療安楽死だ。

オランダでは回復の見込みがない病気にかかったり、痛みなど耐え難い苦痛を緩和できない状態になった場合、医師による安楽死が合法化されている。大麻も売春も安楽死も合法!どうせ直感的、刹那的、衝動的に決めてるんじゃないかと思うけど、そこはハッキリと前提から説明する言語文化を持つ国、オランダ。徹底的な議論の末にこうなっているっぽい。

老後の心配のほとんどは「なかなか死ねない」ってヤツだ。

自活できない健康状態に陥ったら、予め示しておいた意向に基づき、それ以上苦しまず誰にも迷惑かけずにこの世を去れる。2000万円の老後費用を貯める必要もない。これは結婚も子育てもする気がない僕みたいなグータリストにとって、老後の不安に対する完全かつ最終的な解決策なのではないだろうか。

事務手続きが苦手すぎる

と、思ったんですけどね。

とりあえずオランダ移住の第一歩、市役所から戸籍謄本を取り寄せる書類を書くのに2週間かかっている。いや正直にいうと、手を動かさずに2週間が経った。書類と窓口の手続きなんて苦手中の苦手だ。勝手知ったる日本でさえこんな調子なのに、グダグダで間違いだらけと評判のオランダのお役所で、山程ある必要な手続きをこなせるのだろうか(いやこなせないだろう)。

見積もり取ってみると、代行業者を通すと20万円くらいだそう。これはお金で解決事案ですかな(=^・・^;=)