いや~、博多美人ってのは聞いたことあったけど、まさかここまでとは。
博多には確実に美人が多い。まぁ彼女らは縁もゆかりも無い赤の他人なわけで、博多に美人がいっぱいいても僕に実益は何もない。だけどやっぱ美人が多い街を歩いていると、自分もなんか頑張ろうって気持ちがメラメラ湧いてくる。美人とはまさに公共財産。将来ししもんが世界征服したら、美人手当と美人減税を導入しよう。ししもんに清き一票を(=^・・^=)♬
街に美人が多いもうひとつのメリットは、高飛車美人が淘汰されることだ。
メンバー固定の社会で抜きん出て美人だと、みんなから無条件にチヤホヤされるので高飛車になってしまう。ピンとこない人はキューソネコカミのかわいいだけという歌を聴くといい。
一方、美人に囲まれた美人は、自分の外見に適度に自信を持ちつつ、過度に他人の視線を気にせず、堂々と自分らしく生きてる感じがする。こういう女性は卑屈さも放漫さも感じさせない、人類最強にして最高メンタルの持ち主。そんな安定した自己肯定感を持つ美人の前で、メンヘラ地味た面倒くさい高飛車美人はバタバタと淘汰されていくのである。
これで世の平和は守られた。
ただ、博多の街は美人の密度があまりにも高すぎて、いささか美貌が無駄使いされている感がある。
地下鉄の駅員さんとか、僕がお世話になっているコワーキングスペースの受付のおねえさん(とかいって圧倒的年下)ですら、ちょっとそこら辺にはいない感じの美人だ。しかも「アタシ美人なんで丁重に扱いなさいよ」オーラがまったく出ていない。なんていうか、もっとその美貌を生かした職業に就けそうなものなのにモッタイナイ!
東京くんだりで婚活している男子諸君。そこは非効率なので今すぐ福岡に飛ぶべきだ。良い感じのサウナとカプセルホテルとコワーキングスペースと牛丼屋という人生に必要なすべてが徒歩圏内に全部あって、今日から手ぶらで移住できるぞ。
地元に残る博多美人
前置きのつもりが全然関係ないことを語ってしまった…。
コワーキングスペースで働くノマドって、自分がそうなるまでWebプログラマとかデザインとか、オンラインで完結する仕事ばかりなのかと思ってた。ところがデザインはデザインでも、建築や内装みたいなお客さんと対面したり現場に直接行ったりする仕事。そして引っ切りなしに電話をかけている営業っぽい職業の人もたくさんいらっしゃる。
この前そんな電話を盗み聞きしたところ、どうやらその人は未承認医薬品の治験に対して、該当する病気を持った患者を斡旋する仕事をしているっぽい。この広い世の中にはいろんな職業があるもんだ。そして珍しい病気に罹ると逆にカネになるんだな…。
コワーキングスペースが各地に乱立する昨今、イベントや交流会をやったり、どこもただの仕事場として以上の価値を演出して生き残りを画策している。それに対応するカタチで、社内イベントや採用説明会をコワーキングスペースで行う企業も多い。先日は受付に美人のおねえさんを多数取り揃えていらっしゃる福岡ガールズコレクション的な素晴らしいコワーキングスペースで、地元福岡の不動産開発会社が就活生を集めて会社説明会をやっていた。
「博多っていう街の規模感で、何をしたら面白いだろうっていつも考えてます」
「東京で流行った店を誘致するんじゃなく、むしろ博多でしかできないような、ヨソから人を呼べるような体験をゼロから作るのが仕事です」
「企画が実現すると友達や親戚がすぐに利用して率直な感想が聞けますし、博多の街づくりに使命感がありますね」
この道10年という、壇上のエース社員が僕より年下で凹む。参加してないのに笑 そしてアレだね。感性の老化とは恐ろしいもので、三十路半ばになると20歳近く年下の女子大生はもう「ガキ」の範疇なんだな。今思い返しても美人だとかそういう印象がまるで残っていない。もはや小学生の遠足に出くわしたような(=^・・^;=)
そんなことはどうでも良いとして。
地方都市とは言え、博多は九州地方の経済首都である。そこの不動開発大手といえば、それなりな人気企業に違いない。でも…。なんというか、落ち着いている。集まった学生さんたちも、ギラギラした雰囲気の人がおらず、平和で和気あいあいとした感じ。そして女性が多い。1:2で女子学生なんじゃないか。三菱地所とか住友不動産とか、東京の都市開発大手はむしろ男子学生から人気があるのに。
そうか…。
会社名を頼りに平均年収と従業員の口コミを調べる。やっぱりね。初任給こそ悪くないものの、そこからの昇給スピードが遅すぎる。残業が少なく社内の雰囲気が良いと評価されている一方、給料に関しては不満なコメントばかり。そのまま博多に地域を絞って地元企業をいくつか見ると、そこには歴然とした「地方」の現実が広がっている。
ギラギラした奴は進学のタイミングで博多を出てしまうのだ。そこから就活でさらに人が出ていく。
博多の地元企業に就職するのは「残る覚悟をした人」なのだ。
もちろん博多の街とともに生きるのは、給料が安いことを除けば悪いことではない。サウナとカプセルホテルとコワーキングスペースと牛丼屋という人生に必要なすべてが徒歩圏内に全部あるし、何しろ美人が多い。勝手知ったる地元に根を下ろす生き方もいいなって思った。
ホントだよ(=^・・^=)♬
空気読めないことを自覚する地獄
せっかく在宅フリーランスになり通勤や定時勤務から開放されたのに、数年でまた会社勤めに戻る人も少くない。いろいろ理由があるのだろうけど、よく聞くのは孤独に働くのが「寂しくて」ってヤツ。
まったく理解できない。
僕は真逆で、利害関係に縛られた仕事の人間関係などゼロで良い。従って今が幸福。確かに1日誰とも会話せずに夜寝るとき、このままで良いのかなとはたまに思う。でも他人との感情の摩擦を考えると、こんな孤独感など屁でもない。
これは、自分が空気を読めないことを知っているからだ。
空気読めない自覚というのは、究極の無知の知だ。そりゃもうソクラテスが夜な夜な教えを乞いに来るレベル。僕が自然体で存在しているだけで、相手を不快にしたり場をしらけさせてしまう。そして不適切な発言や行動を言ったやった自覚があるにも関わらず、事前に意識して回避することが出来ない。それで何度も同じ過ちを繰り返す。
ゆえに僕にとって人付き合いとは、特に間違いが許されないフォーマルな人間関係とは、罪悪感と劣等感でズタボロになる苦行だ。数々の死線をくぐり抜け、耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、無事生きてお布団に帰還するには満タンのHPが必要なのだ。
人間関係がどのくらいツラいかというと、道を歩いているときに向こうから知ってる人がやって来ると気まずくなって避けてしまうってのがある。内向的な人間あるあるだ。
シンガポールではホワイト企業で働いていたので、残業したことは5年間で2回くらいしかない。ところが全社員がほぼ定時に上がるってのも、内向的人間には苦行なのである。当然、会社から最寄り駅へ向かうバス、歩道、そして都心に向かう電車も、どこもかしこも同僚、先輩、社内の知り合いまみれなのだ。仕事が終わったのになぜ会社の人間とボランティアで会話を続け、メンタルエナジーをすり減らさなければならぬのか。
2012年に僕が入社したころいた先輩も、たぶん内向的な人だったんだと思う。この一斉退勤問題に見事な対処法を見出していた。あえてネットサーフィンなどして自分のデスクで時間を潰し、バス2本分くらい間隔を空けてから帰宅するのだ。
なんというアイデア。素晴らし…いや、ぜんぜん素晴らしくない!迷惑だ!帰路には同僚、オフィスには先輩が鎮座しているせいで、定時後に僕がひとりになれる隠れ場所がどこにもないじゃないか!まぁそんなわけで、当時は会社近くの昔ながらの雑貨屋でビールを買って、地元民の平和な日常をつまみに裏路地にうんこ座りして時間を潰してから帰宅していた。まるで会社にも家庭にも居場所がなく帰宅拒否に陥り、公園で缶ビールのんでる哀れなサラリーマンそのものである。
プライベートにしたってほとんど同じだ。
不適切な行動をしないように気を張っているし、それでも大抵やらかす。さらに相手が不快に思い、それでも気を使って気にしてないフリをしてくれていることもわかる。なんでこんな他人の感情を読めるのに、不適切な言動をしてしまうのか。自分のせいなのに、自分が疲れる。
そんなんだから突然、知りあいが道の向こうから歩いてきただけで、もう疲れる前から疲れるのである。
たとえば博多ラーメンを食らった帰り道、僕がアホ面で天神のあたりを歩いていると、コワーキングスペースの美人受付嬢が向こうからテクテクやってきたとする。普通ならばオイシイ状況だ。学校に遅刻しそうで走ってたら角でパンくわえた美少女にぶつかるくらいにはオイシイ。
幸いなことに僕の姿を0.1秒視界に捉えた彼女だけど、最近通い始めたばかりの僕の顔など認識しない。ところが僕が不用意に「ヤバっ!あの人は!」」という感じで視線を向けてしまったものだから、彼女は0.2秒の脳内データベース参照を経て「ああ!」とばかりに営業スマイルを顔面に展開する。
その彼女が急ごしらえした表情に、僕は「面倒くささ」と「恐怖心」を読み取る。彼女とて非番のプライベート、それでも僕は明日の朝には客として接する実に微妙なポジションの人物だ。さらに令和元年の日本は、ストーカー被害が殺人事件にまで至るヒャッハーワールド。この劣情と暴力が支配する無法地帯で、客の男とプライベートで出くわすことが女性にとってどれだけのリスクか、僕にだって理解できる。
理解はできるんだけど、それでもやっぱり、美人から恐怖を含んだ目でめんどくさそうに見られるのはメンタルをザックリとえぐられる。えぐられるんですよ。
ああぁ、ダメだ。やっぱ福岡ぜんぜんダメ!ししもん帝国美人減税なし!博多にはサウナとカプセルホテルとコワーキングスペースと牛丼屋という人生に必要なすべてが徒歩圏内に全部あるけど、やっぱ美人が多すぎる街というのは無駄に疲れるから良くない!
オラ、他人に無関心の東京砂漠さ行くだ!